コロナ離婚

金融機関はどこも行内・社内に感染者が出たらプレスリリースの形で発表しています。
ちょっとメガバンクのプレスリリースなどを見れば分かりますが、
少し前まで、ぽつぽつだったのが、最近では毎日のようにリリースが出ていて、

感染したからといって叱られたり怒られたりするわけではないですけれど、
その緊張感たるや、「ちょっと感染しました」などといって許される感じもなく、まったくもって日々緊張感の連続です。

一方で、個人でお仕事をされているような方は、
こういう状況下にあっても、集客やらイベントやらにせっせとせいを出していて、

なんとなく、少し前までは貧富の二極化ということが取りざたされていましたけれど、
最近は、そういう価値観や生きる世界の違いにおける二極化が進む感じがあるな、といったら言い過ぎでしょうか。

私が住んでいる川崎市は成人式もしましたし、
市の主催するイベントごとなどでも、こういう時期にもかかわらず、鼻出しマスクで果敢に取り組んでおられる方もいて、
なんていうか、良く言えばおおらか、悪く言えばずさんな人たちも多く、そういうことにもイライラする日々。

もちろん、生活がかかっているような人たちもいるので、それをもってどうこう言うものでもないですが、
組織にいると逆の意味で生活がかかっているので、勘弁してくれないかな、と思うところ。

さて、算命学では、異座・同座というのがあります。
日々の何でもないようなことであれば、異座の人とも仲良く生産的に過ごすことが出来たりしますが、
こういう「緊張感が高まる」ような状況においては、
異座の人とは分かりうことが難しく、別世界の人、どこまでも相いれない人である、というのがくっきりと分かることになります。

結婚というのは同座であることが望まれる、といわれるのは、
結婚生活というのはいつも穏やかな日々ばかりでなく、こういう緊張感が高まることもあるわけで、
そういうときに異座の相手だと、関係が簡単にプツリと切れることになるためです。

コロナ離婚、というのをときどき聞きますが、
これは、そういう異座の夫婦がお互いに、相手が異質な存在であることに気づくからではないかと思いますがどうでしょう。
そんな感じでいろんなものがくっきりはっきり露呈する、今はそういう状況であるように思います。

もっとも、いわゆる平和な良い時期だけを共有して、なんとなく結婚してしまった人にとっては、
いい意味でやり直しに向かえる、そういう時期といえるかもしれません。

だいたい、異座婚というのはどこかに歪みがあり、いってみればその歪みを押し殺して成り立っている結婚なので、
その歪みが是正されるなら、離婚も良いだろう、というお話です。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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