これは、明治大学ラグビーの礎を築いた北島忠治元監督の言葉で、その本には次のように書かれています。
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「長い人生だから数多くの障害物にぶつかるだろう。
かわすことによって乗り越えられる障害物ならいい。
しかし、本当に大きくて深刻な問題と直面した時は、体当たりで乗り越えていくしかない。
それには常日ごろから、何事にも体当たりで進むように心がけていなければならないと思うんだ。
いつものクセでかわしてやろうなんて思っていたら足をすくわれて、きっと痛い目にあうだろう。(中略)
とにかく“前へ”。ためらわずに“前へ”進め。
それはつらく長い道のりかもしれないが、ゴールへの最も近い道であると僕は確信している」
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算命学では、12の干支が巡るごと、60の干支が巡るごとに人は成長して次元が上がっていくと考えます。
干支は日毎、月毎、年毎に巡るので、文字通り日々人間は成長していることになります。
「一日の長(いちじつのちょう)」という言葉がありますが、高い学歴の新入社員より長く働く高卒の社員の方が仕事に長けていたりするのは、その仕事に就いて過ごした年月の分、成長し次元が上がっているからです。
しかし成長は月日のみで成るものではありません。
もし月日のみで成長しているなら、みんなが同じように同じようなスピードで成長しているはずですが、そうならないのは、別の仕組みがあるからです。
日進月歩の成長とは別の成長の仕組みは2つの要素で出来ていて、
その一つが、北島元監督のいう「前へ」に象徴される「100%出し切る姿勢」で、
もう一つが干合や半会などによる変化です。
干合や半会などの星回りがトリガーとなり、
100%出し切る姿勢がブーストとなって大きな成長が発現する、
ということなのですが、
これを言い換えると、
干合や半会などのタイミングで100%出し切る何かに取り組めば、大きな成長を達成できる
ということになります。
成長のスピードは緩やかな人もいれば超高速の人もいるわけですが、
その成長の速度や大きさ(高さ)を決するのは、頑張るタイミングとその姿勢であるということです。
人生を60%くらいの力量で生きていくともの足りません。
人生を80%くらいの力量で生きていくとスムーズですが成長はありません。
人生を100%で生きていけば、そこには試練や困難、あるいは軋轢があるかもしれませんが、完全燃焼の先に進むことができます。
いわゆる「一皮剥ける」というのはこうした100%出し切る先に起こる次元上昇であり変容です。
干合や半会などは一種の次元上昇であり変容を引き起こしますが、それは「そういうタイミング」というだけで、自然に起こるかといえばそうではありません。
自分の本気を出す、100%出し切る、という姿勢なしには、大した変化、大した成長につながらないもので、
たまに後天運で半会がめぐっていたのに何もありませんでした、とか、
干合はあったけど特に思い当たることはありません、とかいうのは、
そのタイミングをのんびりと過ごしてしまったことに寄ります。
干合や半会などのタイミングで100%出し切る何かに取り組むと、
その人の視点・思考というものが大きく変容し、飛躍的に成長します。
黙っていても、年月とともにこの干合や変化は起こるのですが、
力を出し惜しんだり挑戦を避けたり、あるいは変化を避けてのんべんだらりと過ごしていたりするとその変化は小さく閉鎖的なものに止まります。
よって、
宿命に干合や半会などがある人、あるいは後天運で干合や半会などがめぐるタイミングというのは、飛躍的に成長につながることを自覚して、前島元監督の「前へ」の姿勢で臨むべきであるといえます。
宿命にある人はもちろん、後天運では必ずめぐる干合や半会。
ぜひ今一度、前島元監督の言葉を読み返してそのタイミングを活かしていただければと思います。
※ここでいう「成長」とは外向きの、世界に広がっていく「成長」です。
内向きの成長はまた別の仕組みがあります。
引用元URL:https://www.meiji.ac.jp/koho/blog/001/6t5h7p00000kwt4f.html
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