矛盾のないエネルギーの大切さ

北欧文化を絶賛する方々のお話を聞くと、
その絶賛ポイントはだいたい、
高福祉的政策と協調性を重んじる国民性にあるのですが、

その同じ北欧文化を絶賛する方々が、
上記の高福祉や協調性というものを絶賛するのと同時に、
個性やオリジナリティが際立つことをも志向していたりするのを見ると、

残念だな、と思います。

なぜなら、
基本的に高福祉や協調性を重んじる環境においては、
個性やオリジナリティというのは育ち得ないものであり、

そういう矛盾を内包したビジョンや嗜好・志向というのは、
それがどれだけ強い気持ちをもって抱かれたものであったとしても、

エネルギー的にはゼロに帰するからです。

もっとも、そういう高いエネルギーが互いに干渉し合った結果のゼロエネルギーというのは、
その先においてどこかで発露する可能性というのもあるので、
それをもって否定するものではないのですが、

もし、自分の発するビジョンを有意・有形の結果としたいのであれば、
矛盾のない形でエネルギーを発していく
=矛盾する概念を同時に望むのではなく、同じ方向性の概念を重ねて望むようなビジョンの描き方をする必要があるだろうと思います。

その意味で、「ビジョンを描く」とか「願い事をリストにする」とかいうのは、
いかにも誰にでも簡単にできそうに見えて、

実はモノゴトの本質が分かっている人でないと、その恩恵を享受しにくいものであるといえます。

このことは世の中に、
何をやってもうまく行く人と、何をやってもうまく行かない人がいるのはなぜか?

…ということの一つの答えでもあります。

何をやってもうまく行く人、というのは矛盾がない人、
何をやってもうまく行かない人、というのは矛盾がある人、です。

矛盾の有無を自覚的に認識するには、
そもそもの、矛盾がない状態=「当たり前」の姿を知っておく必要があります。

算命学というのは、その「当たり前」を知るための学問です。

ただいま、noteのほうでは想定法について書いていますが、
その最も根本的な「当たり前」を学ぶのが想定法でもあるのだろうと思います。

さて、その「当たり前」を知り備えた先には、「うまくいく」以外のことは起こり得なくなります。
一方で「矛盾」を放置すると、どこまでいっても「うまくいく」ことは起こり得ない、といえます。

例えば、
心の中では馬鹿にしているような相手に仕事をもらい、
その仕事をくれる相手の前だけではへりくだったりするとか、
…そういうことをしていると、まぁ基本的に、何をやってもうまくはいかないですね。
そして、「うまくいかない人グループ」にどんどん巻き込まれていきます。

例えば、気に食わない上司に仕えるサラリーマンであったなら、
粛々と役目を果たすべきは果たして、過剰におべっかをつかうとか、相手にすり寄るなどはしないほうが、
モノゴトがうまく行きやすい健やかな人生つながります。

この違い、分かりますでしょうか。

ちなみに、
先日、子育てに資する「一貫性」というのは子供の前のみならず、
生活のすべての局面・すべての人間関係において一貫性を備えていることが望まれる、ということを書きましたけれど、

「矛盾なく」というのもあらゆる局面で備えていると、その分だけ「なんでもうまく行く人」になっていきます。

そう考えると、矛盾をはらみやすい星を持っている人はちょっと不利かもしれません。

実際、世の中の成功者といわれる人は、だいたい矛盾の少ない星を持っているという面もあり、
そうではない場合には、多少工夫が必要と思います。

その工夫、どういう工夫ができるのか、ということを学べるのも算命学。
しっかりと学んでいこうと思います。

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今週は盛りだくさんです。
https://note.com/kinugyokutoan/m/m02272906c170

おすすめは以下の2つ。

⭐︎4/11 大運六旬目の天剋地冲とは何か?それまでにやるべきことと六旬目以降にやるべきこと、人生の本質
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3a448c375bc5?magazine_key=m02272906c170

⭐︎ 4/10 大運と年運の関係、大運・年運とは?身内・他人とは?、外に向かうべき時期と内に向かうべき時期
https://note.com/kinugyokutoan/n/n65f4ff6e4e7e?magazine_key=m02272906c170

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