「勝ちパターン」で勝負に向かい始めるべき時期

前に、言葉の発声がふわふわしている曖昧な感じの人は、
宿命をきっちり生きていない人だろう、ということを書いたことがありますが、

これは、
発する声の波動が緩慢で曖昧である、と言い換えることが出来ます。

そしてその波動の波形を描けば、
くっきり感のない曖昧で緩慢な波形が出てくると思うのですが、

最近、これって一事が万事、そういう「くっきり感のない曖昧な波形」に通じるものはすべて、当然の帰結として、

「くっきり感のない人物＝くっきり感のない人生」

に、なるのではないかな、ということを考えています。

というのも、

人間というのはすべて「基本的な五行」「基本的な五本能」は備えていて、

「宿命の消化」という場合には、
その「基本的」を超えてくっきりと自分の星図にある星を生きることによって「宿命を生きる」ということになるのですが、

「基本的な五行」の範疇で生きている姿、
「自分の星図にある星」を生きていない姿、
「自分の欲求（星図は自分の欲求の縮図です）」をきっちり生きていない姿、

…というのは、つまるところすべて「くっきりしない」人物であり「くっきり感のない」人生に見えるな、ということに気づいたからです。

当然に、
「くっきり感」がなければそれは、摩擦も少なく穏当に見えなくもないのですが、
そういうのを少し遠くから眺めてみれば、

右肩下がりの波形、
あるいは縮小に向かう螺旋、
…というのが見えるな、と思うのですがどうでしょうか。

一つ補足すると、
その「くっきり感」というのは多分、若い頃はそれほど重要ではなくて、

いやむしろ30歳くらいまでは「くっきり感」がないほうが案外と伸びて行けるように見えたりするのですけれど、

30歳を過ぎてそのまま「くっきり感」なく生きていると、
「30歳までの間に自分のまわりにいた人」以外からは相手にされなくなるんじゃないかな？というか。

年を重ね、30歳も過ぎたらその「くっきり感」なしには、
自分の存在がどんどん下がるか小さくなるかしてしまって、その先において埋もれてしまって浮上することが出来なくなるんじゃないかな？というか。

例えば、会社員として働いているような人が、
「空気を読んでおとなしく組織に寄り添って生きる」ということをしていれば、
30歳くらいまではなんとなくうまく生きて行けたりするものですが、

30歳を過ぎてもその軌道を生きていたりすると、
「生かさず殺さず」うまく使われてしまって本質的な意味で自分の人生を生きることが出来なくなってしまうんじゃないかな…というか。

…そんなことを考えました。

ではどうすれば良いのか？
といえば、

30歳までの人生、既に30歳を過ぎているならそれまでの人生で、多少はあるであろう自分の「勝ちパターン」を拾い集め、
その後の人生ではその「勝ちパターン」でもって勝負することだろうと思います。

例えば人により、
不安定な立場のほうがパワーが出るとか、
先頭に立った方が俄然やる気が出てうまくいくとか、
いやいや、サポートのほうがうまく機能できるとか、
…あると思います。

30歳以降というのはそういう自分の「勝ちパターン」で勝負していかねばならない時期なのではないかな？と思うのですがどうでしょう。

難しいのは、本来トップに立つ方が機能するはずの人が、
それまでの人生において「トップに立った経験」がない場合で、

そういう場合には、本来トップに立つべき人が「自分はサポートするのが合ってる！」などと思ってしまうことがある点です。

そう考えると、
まずは自分の「勝ちパターン」をノートに書き出して、それをもって実践・実験してみて、

それでうまくいかなければ、
身のまわりの人たちの「客観的な視点」に頼ることをお勧めします。

あるいは、こうした「勝ちパターン」というのは、基本的に宿命に現れているものなので、
一度しっかり算命学を学んでみるのも良いだろうと思います。

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