このところ、
本当に忙しくて、時間が有限である、ということをひしひしと感じているのですが、
それに伴って、
本を読む時間、人と過ごす時間、食事をする時間、服を身に着けて過ごす時間
…というのも、その有限のものであって、
読む本、会う人、食べるもの、身に着ける服
…など、日常生活というのも、
しっかり厳選しなければならないのだな、ということを感じるようになりました。
まぁ、当たり前といえば当たり前の話で、
そんなこと、昔からやっていましたよ？
という方もけっこうおられると思いますし、
私自身、ここ3年くらいは、人間関係をかなり絞ってきていたので、
ある程度、「選択の重要性」というのは認識していたのですけれど、
最近、
自分の目指す方向に向けて生きるためには、
＝自分が息苦しくなることなく不快になることなく生きるには、
＝自分の自由な感性を可能な限り拡げ、感覚を可能な限り伸ばすには、
そういう選択を相当に鋭い視点でもって厳しく行わねばならない
＝厳選したものをもって生きねばならない
…さもなくば、濁ってゆるんで、自分の輪郭を失ってしまうのだな、
ということを危機感とも強迫観念といえるような感覚をもって感じています。
前に、人間というのは、
他者との関わりにおいてこそ自己を表明できる、ということを書いたことがありますが、
このことは、
人体星図を機能させるには、
その方位の存在がいて、その存在に向けて星を使っていく必要がある、
ということを含んでいます。
だとしたら、
自分の人生を全きかたちで機能させようと思うなら、
自分がかかわるべき他者というのは、実はとても限定的であることがよく分かりますね。
…と、こういうことを書き方をすると仰々しく感じられるのですが、
実際のところをいえば、
自分が好きで一緒にいるような方は基本的に、
自分の星を光らせることができるのと同時に、
相手もまた相手の星を光らせることができる人であるもので、
それほど神経質になる必要もありません。
但し、「嫌いな人」と無理に付き合っている場合はこの限りではないので注意が必要と思います。
基本的に、魅力的な人というのは、
くっきりしっかりはっきりと、その人の星が光っています。
そしてその人を好ましく思うなら、
その人と過ごすことで自分の星も光らせることができる存在であろうと思います。
このことは、
「星を持ち合っている相手は相性が良い」
という言葉に収斂されるのですが、
そういう相手は、
その人が星を光らせることを自分が好ましく思うのと同時に、
相手も自分が星を光らせることに理解があって、
結局、自分にとって有意の人間関係が築ける相手というのは、
そういう相手なんだろう、と思います。
なお、このことは、
自分がきちんと星を光らせていなければ、
他人が星を光らせていることに気付くことができない、とか、
その先において「偽物の星」に拘ってしまって本質的な光を備えることが出来なくなる、とかいうことに通じています。
その意味で、
自分に嘘をついて誤魔化すことはもちろん、
他人への「優しい嘘」というのも、
それがたとえ善意からのものであったとしても、ときに双方にとって破壊的な結果につながることもあるので、注意が必要と思います。
「緩慢なひと」と「表面的な人間関係」を築き、
その関係に平気で何時間も、何日も、何か月も、場合によっては何年も、費やしてしまう、ということがあり、
その先において、似たような満たされない現実に、似たような文句を言い合って過ごす仲間が増えていく、
…みたいなことが起こったりするので注意が必要です。
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