宿命中殺消化のキモ

先日、ブログをご覧になっている方から、
最近は、宿命中殺についてあまり書かないんですね？

…ということを言われました。

言われてみれば、確かに最近、宿命中殺についてはあまり書いていません。

これについて、
なんでだろう？と考えてみたんですが、

恐らく、最近の私の生活の中では、
いわゆる宿命中殺があるなりの「生きづらさ」というのを感じることが、
あまりなくなったからだろうと思います。

というのも、
算命学を学び始めて以来、

宿命中殺（私の場合は生月中殺）がどう在るべきか？
宿命中殺を生きるとはどういうことか？

…ということについて真剣に学び、それに取り組んできた結果、

最近は、「中殺を消化することによる安定」というのを、
得られるようになったからです。

宿命中殺というのは、
中殺をきちんと消化しなければ、
不安定と混乱の中で苦しむことになりますけれど、

中殺をきちんと消化すれば、
それなりに穏やかで安定した人生を送ることが出来ます。

ただし、「中殺された状態」、

例えば生月中殺であれば、
足場がぐらぐらする状態、というのに「慣れる」ことが必要で、
その点において多少意識改革のようなものが必要ではあるのですが、

それさえクリアすれば、

ふつうの人よりも大きすぎる世界観とか、
ふつうの人よりやり過ぎる・やらなさすぎるアンバランスさとか、
そもそもの「ふつう」というものの理解しづらさとか、

…そういう、

「生きている世界が違う感じ」とか、
「見えている世界が違う感じ」というのはあるにせよ、

…まぁふつうに、大きな葛藤なく生きることが出来ます。

算命学では、

天中殺（宿命中殺を含む）に応じた世界に身を置いて、
陰占のカタチを認識して、
陽占に応じて生きていれば、

＝宿命を消化して生きていれば、

安定的＝心穏やかに生きていくことは出来ますよ、といわれますが、

まったくその通りだな、と思う最近です。

中殺を消化するうえでの一番のキモは多分、

「中殺された状態」に慣れる、
足場がぐらぐらする状態、人生の不安定感に慣れる、という点で、

「私の人生、大丈夫かしら？」という不安感、
「この人生、どっちにも転びうるな」という不安定感、
…その状態に慣れることができれば、

中殺による悩みや葛藤からは解放されるのではないかな？と思います。

これは、

世の中の多くの人が目指す「安定」を放棄する、ということなので、
多少ハードルが高い面はありますけれど、

人生、どれほど盤石に見える人でも実際には「安定」などしていない、ということを見通すことができれば、
それほど難しいことではないように思います。

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