経営するにしても、出資するにしても「星が呼応する」ことが大事

1ヶ月くらい前に、
スタートアップ系の友人が、
最近の「出来るスタートアップ」のNGワードとして、

仕掛ける
企画する
コラボする

…の3つを挙げていた、というお話を書きました。

そしてこれについて、
ペイディの杉江さんが、
『起業することが偉いという時代はもう終わった。
ベンチャー仲間で刺激を与え合うというのも古い。
起業することは偉くないし、仲良くしていることも偉くない。
高く飛んで結果を出して初めて認められる。
「アントレプレナーはかっこいい」という時代はとうに終わっている。』
参考:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/103000161/

…と、語っておられたあのお話に通じているのだろう、
現在は「全き実現力」が問われる時代、
誰も描けない未来を描いて、それを確実に実現させていく、その「実現」までが問われる時代であり、
それに呼応できる「起業家」がメインを張る時代なのだろう、ということを書いたのですが、

これに付随して、
面白いことがあったので書いておこうと思います。

さて、
私が上記のNGワードについて書いたことを、
知ってか知らずか、
ここ3週間くらい、いわゆる「スタートアップ系」の、
仕掛け屋さん、企画屋さん、コラボ屋さん…的な、起業家さん、経営者さんにお会いすることが続き、

その中で、ちょっと考えを改めたほうが良いかな?
と考えていました。

「考えを改めたほうが良いかな?」
と書きましたけれど、

厳密にいえば
その手の「仕掛け屋さん、企画屋さん、コラボ屋さん」もマルだと私が思うようになった、
というわけではありません。

私自身の考えでいうなら、
やはりその手の気軽さやゆるさには馴染みがたく、
圧倒的に、杉江さんの言葉に代表されるような価値観のほうに強く惹かれるので、

私が起業するなら、
あるいは私が出資するなら、
そういうソリッドな価値観に基づいた判断をするだろうと思うのですが、

ただ、自分という枠組みを外して、
「世の中全般」、
かねてより書いている「庶民台頭期に向かうこの時代」、という意味で言えば、
そういう気軽さ、ゆるさもある程度必要で、
今はそういうゆるさがクローズアップされる時代に向かっている時代、
その先にある、ゆるいお金の儲け方、というのも、時代に合っている、といえるのではない
か?

…と、思いを改めた、というお話です。

もっとも、それは「時代に合う」のであって、
その人、その経営者に合っているか?
自分の考えや価値観に合っているか?
…は別の話。

起業とか、出資とかをするときには、
この二つ、
つまり「時代に合っているか」と「自分に合っているか?」をごっちゃにすることなくきちんととらえていく必要があります。

短期的には「時代に合っているか?」を見て、
長期的にみるなら「その人物(自分)に合っているか?」を見る必要があります。

なお、長期的な事業を考えるなら、
自分に合った事業、自分の星を消化できる起業をする必要があり、
それに応じていれば、ふつうの人生を、余裕をもって暮らせるくらいのお金を稼ぐことは出来るわけですが、

だいたいその「自分に応じているかどうか?」をはかる年収の目安は、
2000万円くらいといわれています。

ところで、私が好んで、そしてしつこく、杉江さんの言葉を引用するのは、
杉江さんのソリッドさに強く惹かれるからなのですが、

そのソリッドさの原因はなんだろう?
と分析してみると、
それは杉江さんの牽牛星に起因していて、
それが自分の主星である牽牛星に呼応するからであろうと気づきました。

杉江さんの星図は以下の通りで、
この人は牽牛星で仕事をする人。

★鳳報
牽龍牽
報車南

星が呼応すると、理屈を超えて惹かれるもので、
これは、仕事でも恋愛でも同じですが、
同じ星があると心が共鳴するような不思議な共感を得られます。

牽牛星があるような人は「きちんと」感がないとダメで、
「なんちゃって起業」とか「お友達出資」などしては星を損なうわけで、

その意味で、この方は「きちんと」起業していて、
くっきりと牽牛星が光らせてた先に活躍するような在り方をにこそ、目指すべきところを感じたのだろうと思いました。

ちなみに、杉江さんの経歴を見れば、

東京大学卒業後、
富士銀行(現在のみずほ)へ入行、
その後、コンサルやら外資を経て現在に至っておられるわけですが、
現在経営しているペイディを除けば、
いわゆるベンチャー企業は一社もありません。

牽牛星で仕事をするならこういう経歴になるのが当然と思います。

そしてもし今回のペイディのようなベンチャー企業を牽牛星でを経営する、というなら、

冒頭に挙げたようなソリッドな価値観、

『起業することが偉いという時代はもう終わった。
ベンチャー仲間で刺激を与え合うというのも古い。
起業することは偉くないし、仲良くしていることも偉くない。
高く飛んで結果を出して初めて認められる。
「アントレプレナーはかっこいい」という時代はとうに終わっている。』

…という言葉に象徴されるような、
ソリッドな価値観をもって経営せねばならないのだろうと思います。

個人的に、あまり「銀行員」という経歴をそれほど尊びませんが、
牽牛星の「きちんと感」を備えるならもっとも有用なのがその経歴で、

この方が東大まで出ながら敢えて新卒で銀行に入社したことの良し悪しの判断は人それぞれと思いますが、

牽牛星が東方にあるこの人にとっては、
非常に有用な第一歩であったように思います。

この方は1971年生まれの方。

…バブル崩壊後の混乱期の就職で、
おそらくは不本意な就職であっただろうと思われますが、
だからこそ、その先の飛躍があるわけですが、
それでも、牽牛星で仕事をする人にとって銀行員として仕込まれる「お作法」が、
その後の牽牛星の基盤を作ったであろうことは間違いないと思います。

さて、上記のようなことを書きつつ、
こんこんと考え、
ときにママ友とかパパ友とかでゆるゆるしている人たちに毒づいたりしていましたら、

昨日、the solid な経営者を紹介していただきました。
昨今のゆるい感じとは一線を画す重厚感に圧倒されつつも、
私はこういう人、こういう感覚を目指すべきなのだろうな、と思いました。

時代に迎合せずにいれば、
あるいは身近にあるものや簡単に手に入るものに妥協せずにいれば、
出会いも環境も自ずから変化していき、
適切なものに出会うことができます。

things changeといいますし。

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