最近、複線思考というのはつくづく大事だな、と思います。
複線思考の定義はいろいろあり、
齋藤 孝先生は『いつも余裕で結果を出す人の複線思考術』という本を書かれていたり、
風姿花伝を記した世阿弥は、
「本当にすごい役者は、舞台上で演じながら、同時にその姿を観客席から見ることもできる」
と書いていたりしますが、
何にせよ、自分が何かを考えるときに、
常に複線で考える、ということをしていると、
そうそう道を誤るとか、出すぎる・やり過ぎる、ということがなくなり、
結果として中庸を得た在り方を実現することができるように思います。
さて、複線思考というのを身に着けるにはどうすれば良いか?といえば、
例えば、
能楽であれば、能楽の「在るべき型」が身について、そのうえで自分の能を演じるときとか、
母国語を持つ人が、その思考を外国語で語る、記すときとか、
そういう場合には自動的に複線思考が実現する、といえば、
その身に着け方がイメージできるのではないかと思います。
算命学で複線思考を、という場合には、
自分の意識と算命学の枠組みを、常に重ねて意識できればそれは複線思考になります。
例えば、世の中を眺めるときに、
自分は日々の出来事や体験、あるいは人間関係においてこう考える、という一つ目の思考があり、
それと重ねて、「算命学ではこう考える」という二つ目の思考を並行させられれば、
それは複線思考になりますね、ということです。
このように書くと、なんとなく複線思考は「特別なこと」のように見えるかもしれませんが、
何かしら物事を成している人とか、安定感のある人生を歩んでいるような人は、
だいたいにおいてこの複線思考を実行している人たちです。
自分の思考ともう一つの思考。
もう一つの思考というのは、もう一つの「現実を捉える枠組み」ともいえます。
数学者であれば、数学という枠組み、
物理学者であれば、物理学という枠組み、
音楽家であれば、音楽という枠組みでもって世の中を再構成して捉えます。
その自分自身の枠組みというのは、
あまりに「自分」に近すぎて、客観性、中立性を維持することができないものですけれど、
もう一つの現実を捉える枠組みがあることにより、
その「自分自身の枠組み」と「もう一つの現実を捉える枠組み」との隙間が出来、
そこにおいてはじめて、「自分」が客観的視点を得て、中立的に存在することが出来るのだ、ということです。
このことは、
算命学において、陰占と陽占が日干によってつながれている、というあのことに通じています。
さらにいえば、昨日書いた、『TENET』の世界観にも、通じており、
つまりは、「一極二元」の視点を維持することとの有用性に通じています。
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