命式だけでは分からない力量差の話

当落予想をしていたら、
先週末時点での自民党調べの世論調査結果を送ってくださった方がおられました。
ありがとうございます。

 

今回私は算命学的に参院選の当落予想をしているのですが、
力量差がある場合、その当落に命式はあまり関係ありません。
余程目立った散法などがあれば別ですが、
ほとんど関係ないです。
ざっくり10%以上差が開いていれば関係ないだろうと思います。

 

力量というのは、
それまで生きてきた道のりの中でどれだけ宿命を消化してきたか、
どれだけ必要なプロセスを経てきたかによって決まってきます。

 

伸びる前にはしゃがむ必要があるように、
若い頃に天剋地冲とか納音とかがめぐっているとその後発展するなど大運のめぐりで推察することはできますが、
同じようにそうした天剋地冲や納音がめぐっている人でも、どのレベルでそれを消化しているかによってその後の発展の度合いは変わります。

 

学級委員に立候補して落選して挫折したという消化もあれば、
ユースオリンピックの金メダルを逃して挫折したという消化もあります。

落ちた分だけ登れるという真理に鑑みれば、当然後者の方がその後大きく発展することになります。

同じ命式でも、
どのように消化してきたかによってその発展度は大きく異なります。

これは文字通り「次元が異なる」ということであり、登った螺旋の位置が乖離しているという言い方もできます。

 

よって、
砂場で山をつくるときに、なるべく広くて大きな土台を作る方が高い山⛰を作れるように、
若いうちからできるだけ広いフィールドで勝負するようにすると、その後において大きく発展しやすい、高い次元で活躍できる、ということになります。

 

その意味では、
親御さんが大きなフィールドで活躍している人、
今回でいえば親御さんが政治家であるような人は、
自ら広いフィールドを目指さなくても自動的に広いフィールドで過ごすことになるので、運命的な意味でいえば下駄を履かせてもらっている人であるともいえます。

 

とはいえ、
家系は樹なので命式によっては親子で喰い合うような事態になることもあるため、それが必ず奏功するかといえば別の話。

 

ちなみに、
昨日書いた二之湯さんは親子で参議院議員として同時に活躍されていますが、
この人は「親奉型」の命式の人。
親子で運勢がシーソーしない人なので、共に活躍することができます。

 

話を宿命の消化度合いに戻すと、
宿命を振り幅大きく広いフィールドで消化していると、
その分、様々なことに気づき様々な人の心を捉えることができるようになります。
そうして認識できる範囲が広い人は、それだけで力を得ます。

 

前に神通力について書きましたが、
あれと同じような感じです。

 

10%以上上回っているような人というのは、
対立候補の方よりその範囲が広い人であると推察できるので、
命式的に少し苦しいところがあったとしても、人心をとらえて当選するだろうと予測することができます。

 

本日はうっすら上弦の月が見えました。

満月に向けてパワフルな時期です。

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Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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