元学者、元県知事の嘉田由紀子さんが出馬する滋賀が一番激戦区だろうな、と思っていたら、
ちょうどその記事が出ていました。
細かい背景は記事をどうぞ。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190709/pol1907090002-n1.html
さて、
嘉田さんは元々学者畑の政治家さんで、
知事時代は環境問題やダム問題にその専門性を生かして取り組んでこられた方です。
対する自民党候補者は現職の二之湯武史さん。
前回が初当選で今回が2期目、1977年生まれの若い政治家さん。
この記事では元知事の嘉田さんについて「圧倒的知名度」と書いていますが、
実際のところは二之湯さんもお父様が参議院議員を三期務められ、現在も在職中(前回参院選で親子同時当選、54年ぶり!)。
弟さんは京都府の府議会議員なので、血統も知名度も十分嘉田さんに伍することができる人物です。
構図としては明確で、
左系無所属の嘉田さんと神道政治連盟の推薦を受けている右系自民党の二之湯さんの対決。
時代的に見れば、
今のように社会的、経済的に安定している時期は基本的に右系が有利です。
後天運的にはどうか。
2人とも年運大運ともに天中殺にはかかっていません。
位相法では、
嘉田さんが大運で東方半会(と西方庫刑)、年運で東方支合(と中央対冲)。
二之湯さんは大運で中央半会(と西方刑、害)、年運で西方支合。
仕事運という意味では東方を見るので嘉田さんのほうが有利そうです。
東方の半会、支合で当選し、それによって衝突が生じるとか目上とトラブルが起きると読めたりします。
一方、
二之湯さんの場合、政治は家業であり家族、夫婦で取り組むものという位置付けだろうと思うので、そう考えると西方の支合を当選と読めなくもないかな、とも思います。
命式はどうか。
政治家っぽいのは主星石門星の二之湯さんのほうで、嘉田さんは主星玉堂星でやはり学者さんだな、という感じ。
なお、嘉田さんは丑遥巳禄格という格に入格しておられて、大運で北方(亥、子、丑)がまわると吉運で親族に助けられて幸運、財運、地位の3つが揃うといわれますが、
知事になったのはまさにその大運の時期でしたが、今は外れています。
勝負ごとでは宿命をきちんと消化している方が勝つものですが、
この2人の場合、宿命の消化という意味でいえば互角の印象。
(嘉田さんの経歴は周知の通りですが、二之湯さんも松下政経塾で学んだり稲盛和夫のシンクタンクで研修を受けたり学習塾を開校したり…長くなるので細かく書きませんが、きちんと消化している印象です。)
そうすると、
やはりその道に近い宿命の方に有利、
と考えると政治家っぽい星を持っている二之湯さんのほうが有利かな?と思います。
先に書きますが、
二之湯さんのほうが勝つのではないかな?
と私は考えます。
後天運における嘉田さんの東方の充実を見れば嘉田さんという見方はもちろんありますが、
二之湯さんには政治家として有効な外ヅラの良さがあるように思う、それが理由です。
外ヅラが良いと思う理由は、
年干と月干が干合する(宿命干合がある)ので政治家にとって有効な空気を読む天性の素質、人当たりの良さがあると思われること。
また壮年期に天印星があるので人に嫌われない性質の人だと思われること。
(それでいて土からでる従星らしいしぶとさもありそうなので、案外と言うことは言うしやることはやりそうです。)
一方で嘉田さんは、年干庚なので、おそらく頑固に譲らない何かがあります。
前回の落選もそうした頑固に譲らない質に起因する揉め事や混乱が足を引っ張ったようですが、そういう頑固さは県政のトップとして知事職を務めるには有効かもしれませんが、より多くの利害関係者が絡む国政ではなかなか難しいのではないか?
と思いましたがどうでしょう。
時代が混沌とした動乱期や不平不満が渦巻く衰退期であれば頑固さが生きるものですが、
今のような比較的平和で経済的にも安定している時期であれば、
やはり空気を読む人当たりの良さのほうに軍配があがるもの、と思います。
あと、感覚ですが二之湯さんの命式の明るさが今の時代に合っている印象もありますし、
今年の干支が己亥の土剋水の年回りなので二之湯さんの日干己が嘉田さんの日干癸を剋す、というのもあるかな?と思いました。
…これでもし嘉田さんのほうが当選されたら、位相法の東方の威力について考えを改めます。
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