「他人を剋す」先に財を得る、ということの意味

成功には、ストレスが伴うものです。

…などと書くと、あなたは「成功」しているんですか？
と訊かれそうですが、

成功＝財を得ること

であるとすれば、
このことは、すべての人知っておくべきことであろうと思います。

というのも、
財を築くことによる成功を端的に言えば、
自分が何かにおいて他人を押しのけて際立った先において成るものであり、

言い換えれば、
他人を剋すことで獲得できるものだからです。

財の星である禄存星、司禄星という星の成り立ちをみれば、
日干（＝自分）が他を剋すという形であるわけで、

財の本質とは、
そういう「他人を剋す」
＝他人を制し、他人を押しのけることにあるからです。

もちろん、
「人のために」「世の中のために」「世界の発展のために」
という、他人を支えることを目指して財を獲得し成功しておられる方はたくさんおられます。

けれど、その人は「財を獲得し成功している」ということは、
同じような仕事をしている数多の人たちに先んじ、
自分の回りにいる同業者よりを排して多くの人に選ばれているわけで、

そこには、避けがたく「他人を剋す」という姿がありますね。

財的な成功とは、そういうものです。
そして、それゆえに、成功には常にストレスが伴います。

さて、このように、
有形の世界の成功というのは常にストレスがつきまとうものなので、
それを目指すには、それに応じた宿命が必要なわけです。

自分の中に、「他人を剋す」というエネルギーを持たねば、
他人を剋すことに過度のストレスを感じ、ゆくゆくは身体を損なうか精神を損なうか、
ということになります。

「他人を剋す」というエネルギーとは、禄存星・司禄星のこと。

つまり、それらの星を持たない人が、
財を得ることによる成功することを目指すことは、
宿命を逸れるということであり、
淘汰されますよ、というのはそういうことです。

ちなみに、それなら禄存星・司禄星を持たない人は、
財を得る成功を目指してもかなわないのか？といえば、そうではなく、
その星がめぐるタイミングであれば、

「他人を剋す」というエネルギーを持つことができるので、
他人を剋すことに過度のストレスを感じることなく、
健やかに財を得る成功を実現することができます。

私はあと3ヵ月で司禄星の大運に入るのですが、ちょっと真剣に、
「他人を剋す」＝他人を押しのけて際立つ、とは何か？
ということを考えてみようと思います。

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