学びが完成しない人

世の中には、何かを「学ぶ」とか「研究」するとかいうことが、
決して完成しないだろう、ということを感じさせる人がいます。

算命学でも、易でも、
「自分が絶対的に正しい」と信じて他人を攻撃するような在り方は、
たとえばそれが「正しい」としても、その人の学びは完成しません。

なぜなら、
目下を切ることが南方を切ることにつながり、
その先において自分の未来が損なわれる、
つまりは自らの出世の道を閉ざすのと同様に、

学びに対して謙虚さを欠く人というのは、
その先において自分の過去を否定するのと同義であり、
学んできたことが否定され、その完成には至らないからです。

たとえばその相手から教わっているわけではないにせよ、
その攻撃性ゆえに、北方に立ち向かうことにつながり、
その先において、自分の学びが完成することを阻害する、という言い方もできます。

ときどき、学びの世界にも、
自分の学びの正しさを振りかざして攻撃する、という人がおられますが、
そういう人と対峙すると、その学びが完成しないことが感じられるからか、
そこには多くの場合、気持ち悪さを感じます。

まして、前提も目的も無視して、
それを押し付けるような在り方は、いかがかなと。

…先日、算命学を学ぶ前提としての易についてのことを書きましたら、
へんてこなひとに絡まれて、そんなことを考えました。

東西南北の人間配置、役割の配置、そして能力・本能の発揮を、
誤って使っている人は、
それだけで、その先の展開がある程度分かります。

逆に言えば、
東西南北の人間配置、役割の配置、そして能力・本能の発揮を日々意識していれば、
特に相手の命式など知らずとも、その人物のその後の展開というのがある程度分かるということでもあります。

ちなみに、易経を勧めましたけれど、易経はあくまでベースの知識として知っておくと良い、
ということなので、そもそも命を観る算命学とはまるで別物なので、無理して読む必要はないです。

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