真鍋淑郎さん、おめでとうございます。

日経新聞の真鍋淑郎さんのノーベル賞受賞についての記事が素晴らしかったです。
こちら：https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN05EDV0V01C21A0000000/

籍を置くプリンストン大学内のホールで開かれた記者会見では、
気候変動を研究する学生らも参加し、
万雷の拍手とスタンディングオベーションで会場に迎えられたそう。

プリンストン大学というのは、
フェルマーの最終定理を解いたアンドリュー・ワイルズや、
ゲーム理論で有名な天才数学者ジョン・ナッシュなどがその偉業をなした場所でもありますが、

ここ一年くらいの間で、彼らを描いた作品に触れていたこともあり、
まるでその情景が目の前に広がって見えるように感じられました。

こうした優れた数学者・物理学者が集う大学で学究生活を送ったからこそ、その偉業を成し遂げたのだといわれているそれが真実なら、
真鍋さんも、この大学に身を置いたからこそのノーベル賞なのだろう思います。

「研究を始めたときは、気候変動の研究の重要性については思ってもいなかった。
私の研究の原動力のすべては好奇心だった。」
研究を「ただ心から楽しんでいた。」
…と記事にはありますが、

この方は、東方が車騎星で南方が龍高星の方。
さらにいえば、生月中殺の方なので、龍高星は中殺されています。

こういう型の方は、
他人からは圧倒的に見えるような研究量を悠然とこなし、
そのすべてが好奇心の追及につながり、
その好奇心が世界の飽くなき探求に向かい、世界を捉えていく。

そしてその捉える世界というのは、
壮大で立体的な、常人には見ることの出来がたい世界であるわけですが、

その「常人には見ることが出来がたい世界」を究明することに取り組むこと、
そこに感じる喜びにこそモチベーションがある方であろうと思います。

恐らくは、この方にとってノーベル賞などは、「目指して獲得したもの」などではなく、
自分の思うまま学び研究した先における単なる「結果」すぎないのではないか、と感じますがどうでしょう。

ちなみに、
東方が車騎星で南方が龍高星、そしてその龍高星が中殺されている、
という点は、すべて私の星図と同じです笑

私も、算命学を占術というよりは学究の対象として取り組んでいて、
五行大義や四書五経といった古典はもちろん、広く東洋思想に連なる書籍を渉猟しつつ学びを深めているところですが、

こういう星図だと、
圧倒的な活動量が好奇心をけん引し、
その好奇心でもって突き進むことになるので、
学究の道においてこそ消化しやすいのだろう、ということを今回改めて感じました。

私も、楽しんで算命学を学んだ先に、偉業を成せるといいな、と思います。

そういえば、真鍋さんは、
「協調が不得意」だったからこそ、日本を離れて米国に拠点を置いた、とおっしゃっておられますが、
生月天中殺の方であれば然もあらん、と思います。

日本自体、村社会ですが、中でも日本の学界はより閉鎖的、
中殺のある研究者は、海外でこそ活躍できるように思います。

適切な環境を得ることの大切さ。
とりわけ、宿命中殺がある場合にはそれが大切。

真鍋淑郎さんのノーベル賞受賞の報に接し、改めてそのように感じました。

ノーベル賞受賞、おめでとうございます。
引き続きのご活躍を祈念しております。

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