「対冲」というのは、
比和からスタートしたことが極まって一転するタイミング、
極まった先に破壊され、
「必要なもの」だけが残っていくタイミング=いらないものは損なわれていくタイミング
…といわれます。
「破壊」などと書くと物騒なのですが、
新陳代謝の一環であり、
いってみれば不要なものが排泄されていく循環のプロセスであり、
さらにいえば、
対冲は陰占なので「そういう現象が起こる」だけのことであって、
そこに苦しさとか葛藤が伴うとは限らないので、
「対冲」=苦しい
…と考えると、いろいろと判断を誤るだろうと思います。
さて、先日、対冲がめぐるそのタイミングにおいて、
まさに「対冲」的なこと、
平たく言えば「堪忍袋の緒が切れる」的なことがありました。
「堪忍袋の緒が切れる」と書くと、
怒り心頭、とでもいう印象を与えそうですが、別にそうではなく、
「あ、もうこれはいいかな」
…と、吹っ切れた、と、そんな感じの「堪忍袋の緒が切れる」です。
何があったのかといえば、
私は、東洋思想の復権というビジョンを掲げているので、
知り合いなどであれば、
天中殺にあたってのご相談や命式の読み方や考え方、
算命学を学ばれるためのお勧めのお教室やお勧めの書籍など、
訊かれれば答える、お伝えする、ということを、
割と気軽にしていたのですけれど、
ここ最近、
身近な方からの注目や問い合わせが「極まって」いたその矢先、
まさにその「対冲」のタイミングで、
その極まりの先に「非礼」「無知」「軽薄」の言葉が並ぶような問い合わせが殺到し、
堪忍袋の緒が切れた、というか、
もう、そういう人たちに「知り合い」だからといって、
自分の貴重な時間を費やして身を尽くす必要はないかな、と、腹に落ちた次第。
知り合いや友人の中でも、きちんとした方は、
きちんと東洋の思想、算命学に礼を尽くしてくださいますし、
その延長線上において、私のお伝えすることについても真摯に受け取ってくださいます。
あるいは、きちんと正式なご相談をくださる方の多くは、
私のお伝えすることから真剣に学んでくださいますし、
私の知識を必要としてくださる方も、たくさんおられます。
そんな中で、
敢えて、「知り合い」だからという理由で、
軽い気持ちで覚悟も礼儀もなく、算命学を弄するような人に時間を割く必要が果たしてあるのか?
…ということに、対冲のタイミングで思い至った、というお話です。
そんな時間があるなら、
むしろもっと読むべき本、学ぶべきことはたくさんありますし、
あるいは、お伝えすべき人、お応えすべき相手というのもたくさんおられます。
…そのことが、くっきりはっきり腹に落ちた、ということです。
私は、こと算命学に関することについては損得抜きで対応してきました。
(通常の仕事の収入よりも、はるかに安価で対応してきた、ということです。)
けれど、それを無視して乗っかる非礼を平気でする人、不躾な人は、
たとえ知り合いであっても、
「もう、いいかな」と、吹っ切れたのが、この対冲での出来事でした。
さて、こうしてみると、「対冲」というのが、
苦しいわけではないこと、
葛藤があるわけでもないこと、
…が、よく分かるだろうと思います。
むしろ、「すっきり」「心機一転」という感覚のほうがぴたりときます。
「手放すべき過去」が整理できるタイミング、
「大事にすべきもの」がくっきりと際立つタイミング、
とういう感じ、というほうが適切であるように思います。
思うに、対冲というのは、手放すべきもの、整理すべきものがある程度分かっていれば、
それほど苦しくない感じがします。
その意味で、
「何事も手放したくない」タイプの人、
「何を手放していいか分からない」タイプの人には苦しいかもしれません。
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