コンクールに入賞するピアニストの共通項

先週は、ショパンコンクール漬でした。
夜半も過ぎれば眠くなるわけですが、それでも澄んだピアノの音に心がときめき、
ひたすらに聴き入っているうちに夜が明ける、的な感じの毎日。

天胡星は波動に敏感といわれますが、
美しい音の波動に心が洗われるような日々を過ごしました。

音があるとそこに気持ちが向かってしまうので、
日常においては音楽をBGMとして流すという習慣はないのですが、
腰を据えて音楽を聴く時間の豊かさはやはり素敵なものだな、と思います。

音楽といえば天胡星といわれますが、
ピアノを技術的・技巧的に上手に弾ける、コンクール向きなのは天禄星に軍配が上がります。

コンクールというのは、定性評価というよりは定量評価の面が強く、
正確さ、堅確さといったものは天禄星の得意分野であるからですが、
実際、二位に入賞された反田さんは壮年期に天禄星があります。

一方で、小林愛実さんの壮年期にあるのは天貴星。
天貴星というのは子供の星ですが、真面目な優等生の星という面もあり、
勝手な解釈や自己流の技巧に走らないという意味ではコンクール向きといえるように思います。

ちなみに、情感豊かなリストを弾かれるフジ子・ヘミングさんは若年期に天禄星、壮年期に天胡星をお持ちで、まさに「ピアニスト」は天職であったように思いますが、
壮年期に天胡星のような揺らぐ星があると、コンクール向きではなかったような気がします。

ショパコン日本人最高位のもう一人である中村紘子さんは、
若年期に天禄星、壮年期に天南星の方ですが、
反田さんの壮年期天禄星と併せてみれば、
日本人全般の傾向として在る控えめさを補う「強さ」につながる身強星を壮年期に持つことの優位性というのもあるのだろうと思いましたがどうでしょうか。

なお、コンクール入賞者である3名を見て特徴的だと感じた共通項は、
対冲・天剋地冲が宿命にある点です。

中村紘子さんは日干支と年干支が天剋地冲、
反田恭平さんは日支と月支が対冲、
小林愛実さんは日支と年支に対冲があります。

年干支、年支というのは「社会に名乗りを上げる入り口」であるわけですが、
それを踏み越えていく、というエネルギーを発揮することができた先に、
コンクール入賞という栄誉を手にしていることが分かります。

対冲や天剋地冲などがあると、
「私の人生は不幸なんですね」という解釈をされる方がときどきおられるのですが、
こうしてみると、そういう判断が誤りであることが良く分かるだろうと思います。

さらにいえば、
中村紘子さんは生月天中殺、
反田さんと愛実さんは、年干支が異常干支です。

こういう人たちは、
生まれ故郷で狭い世界に閉じこもり、顔を知っている人たちと生きていると、
まるで活かされない傾向にあるわけですが、
広い世界に向かい、常人の枠を超えることに向かうと健やかに発展します。

もちろん、後天運の影響などもありますし、
只今現在、noteで書いている風水論的な観点でも宿命の消化のしやすさがある方々なのですが、
それをきちんと活かされているというところに、感動しました。

おめでとうございます。
さらなるご活躍を祈念しております。

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