眞子さまと小室さんの会見において、
眞子さまが、
『本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました。
そのために生まれてしまった誤解もあったと思います。』
…とおっしゃっておられましたが、
「自分達の思いを公にしなかったからこそ」
「社会世間に誤解されるという困難の中にあったからこそ」
様々な反対や反発を踏み越えて、
結婚というゴール（「結婚」が本質的な意味でゴールかどうかは別にして）に辿り着かれたのであろうと思います。
何事であれ、
困難や反対、反発に鍛えられ、
秘されたなかにおいて育ち成るもの。
他人からは多少気の毒と思われているくらいのほうがその先において発展する、
ちょっとくらい馬鹿にされているくらいの方が長続きするもの。
最近の世の中では、
「盛ってアピールする」とか、
「下駄を履かせてもらって自慢する」とかいう人がけっこうおられますけれど、
だいたいにおいてそういう人は、
「表面的な喝采」や「本質を欠く評価」などの先にどん詰まり、
それほど長くかかることなくフェイドアウトしていかれるように思います。
なお、これは陰陽の法則にも通じることで、
何事も表が陽なら裏は陰、表が陰なら裏は陽である、ということです。
例えば、仕事などで、
「うまくいっています！」と胸を張る人は大抵において問題を抱えている一方、
「なかなか大変で…」と控えめにいうような方は、盤石の基盤を構築している傾向にあります。
あるいは、結婚などで、
四六時中惚気ているような人は、家庭においては問題山積である一方、
問題がありそうに言っているようなひとのほうがはるかに安定的な関係を築いているように思います。
そうしたことを眺めつつ思うに、
「うまくいっていることを悟られることなく行けるとこまで行く」、
そしてどうにも致し方なく「うまくいっていることが露呈」してしまったら、そこで初めて覚悟を決める、
…というのが、
陰陽論的「正しく安定的な成功」に向けた処世術なのではないでしょうか。
なんていうか、
「まわりから注目されるため」の成功とから
「マウントを取るため」の達成などではない、
本当の意味での成功、達成というのは、
そういうものなんじゃないかな、と、思いました。
例えばこれは、
大手上場企業のトップより、
中小非上場企業のトップのほうが、
案外と多額の収入を得ている、ということをみてもそう思います。
もちろん、
例えば申酉天中殺の人のような、
自分が目立つことにフォーカスするという場合はまた別のお話ですし、
そういうリスク、対価を払ってでも「目立つ」ことが必要なケースは別ですが、
そういう場合というのは、
モノゴトが壊れる確率、
あるいは成る前に途絶える確率、
純粋性が損なわれる確率、というのは、
そうでない場合と比べて遥かに高まるだろうと思います。
「リスクが高まる」などと書くと、
「自分ならそういうリスクを超えられます！」
…と、謎の自信を見せる方が少なからずおられますけれど、
本質において「リスク」とは、
避けられるべきときは全力で避けるべきもの。
いたずらに「リスク」に挑戦することはエネルギーの浪費に他なりません。
その意味で、
秘密裡に進められるなら、
行けるところまで秘密裡に進み、
どうにもオモテに出ざるを得ない、という状況になって初めてオモテに出る、
というのが、
コトが成る、ということに至る最短距離なのだろうと思います。
だいたい、
うわついた気持ちで目立とう、でしゃばろうとすれば、
たいていは人に利用されたり足元を掬われたりするもの。
これは、
星図の東方が中央との関係において相剋となるこのを見ればお分かりと思います。
さらにいえば、
東方を定位置とするのぎ守備本能の貫索星・石門星であることをみれば、
より深く上記の在り方が最も望ましい、というその意味がお分かりになるだろうと思いますがいかがでしょうか。
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