今、古代における「音」についての本を読んでいます。
音というのは、人間の思考に直接働きかけ、
ときに意識を浮遊させたりトランス状態に導いたりするものらしいのですが、
古代の人たちは、
そういう「音による意識の変調」によって神の声を聴いていた
…と、そんなことを書いてある本を読んでいます。
なんとなく「トンデモ」な本のように思われそうですが、
太鼓とかお琴とかいうのが、
実は縄文時代から神につながる祭器として使われてきたものである、
…ということを知れば、
ピタゴラスが音階に見出した秘儀と同じような秘められた作用を、
古代東洋人も見つけ、活用していたのかも?
…など、思うわけです。
さて、その本を読みつつ、ハッとしたのが、
「人間がトランス状態に入ると“虚”になる」という記述です。
トランス状態とは、
その本では「神様につながっている状態」、「異界につながっている状態」を指し、
例えば、
古くは魔よけの弓の弦で音を鳴らす鳴弦の儀や、
イタコが儀式に使う梓弓などがその状態を引き起こすものといわれていますが、
そのトランス状態に入って“虚”になる、ということと、
中殺による“虚”や、異常干支の“虚”というのは、
同じことを指しているのではないか?
…と、そんなことを考えたのですがどうでしょう。
つまり、
“虚”の人たちというのは、神様につながる役割、異界につながる役割を持つ、のではないか?
…と、いうことです。
ちなみに、ここでいう「神様につながる役割、異界につながる役割」というのは、
必ずしも、神職や宗教家、あるいは占い師などを指すわけではありません。
もちろん、そういう職業が含まれないわけではないと思いますが、
もっと日常の中において、
神さまの視点、異界の視点を持つ役目、
つまり、日常に接近した視点ではなく、
「俯瞰した視点」や「徹底的な視点」を担う役目を持つのではないか?
…ということです。
「神さまの視点」などと書くと、
ちょっと不遜な印象を与えそうですが、
いわんとするところは、
「人間の生活に馴染む視点」ではない視点、
ということで、
だからこそ、
中殺がある人や異常干支がある人=“虚”を持つ人
…というのは、ふつうの人たちとの集団生活に「普通」であることが難しく、
むしろ集団生活においては「落ちこぼれ」のような存在になることが少なからずあるのですが、
きちんとその自覚を持ち、“虚”を活かすことができる役割に向かえば、
大いに活躍できるのだろうと思います。
“虚”を活かすことができる役割、というのを、
身近なところでいえば、
たとえば大掃除などにおいて、
「ほどほどにきちんと大掃除する」ということが出来にくく、
「徹底的に完璧に大掃除をする」か、
「隙だらけ、穴だらけの大掃除をする」のどちらかになるのが、“虚”がある人で、
前者が陽転した場合、後者が陰転した場合であり、
「神さまの視点」の役割を担うのは前者の場合です。
このところ、「中殺の役割」、「異常干支の役割」ということについてよく考えていますが、
算命学と直接関係のない本に、ヒントがあることも多いように感じています。
一生懸命考えていると、
ヒントが書かれている本に導かれるのかもしれません。
なお、上記は雑感ですので、その点ご留意くださいませ。
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