「お金は幻想」の算命学的証明

年始、Facebookにあれこれ書いていましたら、
「自力で稼いでいるというのは幻想」
…というコメントをくださった方がおられて、確かになぁ、と思ったのですが、

それについて、
考えるともなく考えています。

いわゆる収入の多寡というのは、多くの場合、
本人の能力に連動するというよりは、
自分が属している業界の平均年収に連動するものなので、

その意味で、
「自力で稼いでいる」というのは幻想である、
というのは至極もっともだと思っています。

逆に言えば、たくさんお金を稼ぎたければ、
平均年収の高い業界で働けば、対してた才能・才覚がなくてもある程度は稼げる、ということ。

但し、いわゆる「サラリーマン」で高い年収の会社というのは、
多くの場合、非人間的な働き方を求められることも多いので、個人的には、収入で仕事を選ぶことはお勧めしませんが。

話を戻します。

その「自分でお金を稼いでいるというのは幻想」というのももっともな指摘なのですが、
それと同様に「お金」というもの自体も幻想なのだろうと私は思っています。

どういうことかというと、
「大きく何かをするビジョン」
＝大きくお金を動かすビジョン
＝世の中に大きなお金の流れをつくれるビジョン

…を確りと持っている人のところには、お金がどんどん集まってくる、

つまり、
お金を稼ぐために働く、というのは実は幻想で、
お金を流す＝お金を使う、そのビジョンが先にあって、
そのビジョンを持つ人のところにお金が集まるということで、

そうだとしたら、「お金」というのは幻想であるといえますね。

…なんとなく、たいへんに特別なことを書いているようですが、
例えばファンドビジネスをしているような人たちというのは、
確固たるビジョンを掲げて、そのビジョンという無形のものを元手にお金を集める人たちなので、
別に新しいことを言っているわけではありません。

ただ、ファンドビジネスはそれが確固とした仕組みになっているのですけれど、
実際には、個人であっても同じである、というのは、多少新しいというか、認識していない人が多いかもしれませんね。

けれど例えば、
「二月の勝者」という中学受験の漫画で、
お金の目途は立たない中で、一生懸命勉強している男の子がいて、
それを見ていた親戚のおばさんが、自分の貯金をその子の学費に差し出す、
…という場面があるのですが、

それも一つの「しっかりとしたビジョン」に集まってくるお金であるわけで、
結局のところ、個人においてもビジョンがあるところにお金が集まる、という仕組みは、明確に機能しているように思います。

そもそも、財の星といわれる禄存星というのは、
回転財の星といわれ、先にお金を投じた先にお金が子分を連れて戻ってくる星ですが、

あの星も、元々は火性の星から出てくるわけで、
火性の星というのは未来を察知する星＝ビジョンを捉えることが出来る星

…であることを考えれば、
「明確なビジョン」を得た先に「拠出するためのお金を集める」ことが出来る星でもあるのだろうと思ったのですがどうでしょう。

つまるところ、
「お金」を目指して働くというのは、逆回転しているということで、
「ビジョン」という無形のものを持った先に、どこからともなくやってくるのがお金である
＝お金は幻想
…ということになるのではないかな？というお話です。

こうして考えると、多少怪しげに見える成功哲学で説かれていることが、
算命学的にも説明できます。

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