天才型と優秀さ

小学生くらいの子供で、
通知表が「オール5」みたいな子供は、
一見、「神童か？」みたいに言われたりしますが、
案外とそうでもないことってけっこうあります。

そもそもですが、
小学校の低学年、中学年くらいまでの小学校で教わることで、いったい何を評価できるのか？という感じもありますね。

小学生くらいのときの評価というのはだいたいにおいて、公立学校であれば公務員の教員一人による評価であり、
その指標というのはあるにせよ、
その段階で「優秀」と評価されることは、
「百害あって一利なし」
と、私は思っています。

なぜ、「百害ある」のかといえば、
恣意的になされることが多い小学校中学年くらいまでの評価において、
「優秀」であるとされるのは、
だいたい、
「大人の言うことをきく良い子」であり、
さらにいえば、
「大人にとって都合のよい良い子」であって、

そんなモノサシで「良い子」とされ、「優秀」であるとされることにより、
子供が「自分は優秀だ」と勘違いして、
本来の自分を発揮することを覚えることなく、
その訓練の機会を活かすことなく、
大人になってしまうことは、
害悪以外の何物でもないと考えるからです。

自己発揮というのは訓練なので、
それをすることなく成長してしまうと、
大人になっても自己発揮が出来ない人間になってしまい、

本来の自分に気付くのに、5年、10 年、場合によってはそれ以上の年月を必要とするようなこともあります。

もちろん、自己発揮ばかりの子供というのも問題があるのですが、
それでも自己発揮なしに「自分に合った生き方」や「自分の本領を発揮できる世界」に気付くことはできまないわけで、

自己発揮ができないまま、
「いい子」だと思われたまま大人になってしまうと、
どこかで爆発してしまう、みたいなことにもなりますね。

ちなみに、算命学で「天才型」といわれる初旬東方半会の「東方半会」というのは、

物事の入り口において大きく前進していける、
そういう大胆さがあるのですが、

別の言い方でいえば、大雑把で雑でもあり、
いわゆるペーパー試験においてはケアレスミスを頻発するタイプであり、

いわゆる通知表などで高評価を得るとは限らない子供たちと思います。

そう考えると、
小学校における評価などにきゅうきゅうとすることは、
子どもを小さな箱に押し込んでしまうことに等しく、
あまり望ましくないことであるのが伝わるかな、と思いますがいかがでしょうか。

2022年4月二週目公開分🌸
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3/3 夫のエネルギーを喰う妻のパターンと構造②「 丙午」は迷信ではない説明と干支の構造
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3/8 命式詳解① 各天中殺の生き方と、守護神ありの人生・守護神なしの人生
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2/28 家系・家族のエネルギーと「子供の受験」の関係、想定外の合格を手にする家族の在り方
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3/2 夫のエネルギーを喰う妻のパターンと構造① ※閲覧注意
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