オードリーというお店のグレイシアというお菓子をご存じでしょうか。
本日、ご相談にお越しになった方にいただいたのですが、
売り切れ必至の人気のお菓子らしく、
日頃、世事に疎いので存じ上げなかったのですが、たいへんに可愛らしく美味しいお菓子でした。
ありがとうございます。
さて、そのご相談を通して感じたことをちょっと書いておこうと思います。
一般的に、
人体星図の星を持ち合う関係というのは、
相手のことを理解でき易い、「相性の良い関係」といわれます。
例えば、三奇星といわれ調舒星・車騎星・龍高星などは、
その星を互いに持っていればお互いを理解することができる一方で、
その星を相互に持たない場合には、まずその三奇星を理解することは難しいといわれます。
とはいえ、たまに、人体星図の星をたくさん持ち合っていながらも、
相互に理解し合えない、
というか、やたらと癇に障ってしまって理解し合えない関係というのもあって、
それがどういう関係かといえば、だいたいは陰占において律音がある関係であるように思います。
星を持ち合いながら、それでいて律音がある場合であっても、
なんだかんだと相手と仲良くできてしまう場合というのは、
だいたい、自分の本領を発揮する以前の段階にある方で、
自分の主義主張がくっきりとし、自分の本分を生き始めているような方は、
だいたい、相手のことを「癇に障る」と感じることが多いような。
なお、その自分の本分を生き始める前と後というのがどこで分けられるかといえば、
例えば私は、
東洋思想に興味を持ち始める前までは、姉妹か親友か、というくらいに仲が良かった律音のある友人と、
東洋思想を学び始めて以降、どうしても相手のことを受け入れられない、という事態に陥りました。
これは、算命学を学び始めて「日干支の律音が場所を取り合う」ということを知る前の段階で、
(さらにいえば、日干支の律音ではなく、日干支と月干支の律音の相手でしたが)
まだ、易経をせっせと学んでいた時期のことです。
今振り返ると、
自分がこの道を歩むと心が決まったところから、
律音の相手との関係というのが、「相互に併存しがたい関係」になっていったのだろうと感じています。
律音の相手というのは、
そもそも構造的に「併存「自分が取り組むべき何か」しがたい」関係であるわけですが、
そういう「併存が難しい」、
つまり「やたらと相手のことが癇に障って受け入れがたい」という相手に出会ったということは、
それは、
その相手のことを気にするよりも大事な、
「自分が取り組むべき何か」が既に手の届く場所にあるということなのだろうと思いますがどうでしょう。
この人のことを受け入れがたい、
という感覚の先に、その相手が律音の相手だと分かったとすれば、
それはおそらく福音です。
自分が際立って取り組むことができる何かが近くにある、
その道こそが自分の道である、というそれを知らせる福音です。
逆に、律音があり、同じ星を持ち合って、それでも相手と仲良くできるのだとすれば、
まだまだ「主役を張る」という段階ではないのだろうと思います。
その意味で、
相手のことがどうしても受け入れられない、そういう律音の相手に出会ったら、
その相手の何がそんなにひっかかるのか?
…ということを掘り下げていくと、本来の自分が歩むべき道というのに気づけるのではないかと考えます。
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