「新規」と「既存・継続」、自分のタイプを知り堅守する

世の中、
「新しいことをします!」…みたいなときには必ず手を挙げて、
あたかも主催者のように集客や宣伝に励んでいたはずなのに、

それが軌道に乗ってきたら、
いつのまにかその主要メンバーからは外れている…みたいな人ってけっこういます。

いわゆる「スタート」が得意な人というのは、
往々にして、安定稼働に入るとトラブルメーカーになりがちで、
これは一つの法則といってもいいくらいのもの。

大企業などはそれと認識して、
「新規に向くタイプ」と「継続に向くタイプ」として人員を色分けし、
うまく配置していたりもするので、
大きな会社でそこそこ長く働いているような人は、
だいたいそういう認識があるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

本来、新しいことが得意な人は、
「新しいこと」だけ、新しく道を開いていくようなことをやり続けるほうが安定しますし、
既存・継続のことが得意な人は、
そういう既にある道筋を伸ばしていくことに特化するほうが安定するのですが、

隣の芝生は青く見えるもので、
若いうちとか、経験があまりないうち、
つまり「自分の性質を適切に認識できていない」ような場合には、
誤った道を一生懸命追いかける、みたいなことになっている人が多いように思います。

かくいう私も、
圧倒的に「新規」が得意なタイプで、既存の事業に入るとトラブルメイカーになりがちで、

ゆえに、
既存・継続の中に自分が身を置くことのないように、
どうしても既存・継続の事業に関わりたいときには、
アウトサイダー的な立ち位置を確保してから関わっていくことにしています。

なお、これは「組織において」というお話ですが、
自分で事業を行っている場合にはどうなのかといえば、

「過去の取引だけを掘り下げていく」ような事業、
「定型のものを継続的に扱っていく」ような事業の場合は「既存・継続」タイプのほうが向く一方、

「自分で新たなことを始める」とか、
「日々工夫をしながら事業を拡大する」とかいう場合には「新規」タイプのほうがうまくいきやすい傾向にあります。

この「新規」とか「既存・継続」というのは、
簡単に言えば天中殺タイプで見ることができますが、
そこに中殺やら位相法やらが絡むとちょっと違った判断にもなるので、
一概にはいえません。

けれど、まっとうに生きていて、40代くらいを超えていれば、
自分がどちらのタイプなのかはだいたい分かるはずで、

その自覚がある方は、うっかり「別のことをしてみよう」などと思うことなく、
その自分がこちらのタイプ、というその道を堅守していかれるのが良いです。

ちなみに、うちの近所で地域大学を運営している人たちは、
安定感をもって10年くらいその活動をしておられるのですが、
そのメンバーの「新規」と「既存・継続」のバランスが素晴らしく、
彼らをみていると、つくづく「バランスって大事だな」と思います。

「新規」と「既存・継続」、タイプを間違うと空回りにしかなりません。

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※「お金持ちになる命式」を5回に分けて説明しており、全てまとめてご覧いただくほうが良い内容です。
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4/30 お金持ちになる命式① 陰占の財と陽占の財、暗合という財に執着する要素
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4/28 干合支害と干合支合の違い、現象化のトリガーと 「干合支害」をかわす方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0d88f85edcc9

4/25 「二度運」の命式で再婚運にならないケース、同質五行の十大主星が複数ある意味とその消化
https://note.com/kinugyokutoan/n/n38a189413f24

4/26 親の存在が大事な星、天貴星の素直さが捻じれるケース、親が十二大従星を歪めるケース
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf7b58f9bed6d

4/14 常に進化・成長しなければ淘汰されるこの世の仕組み、存在し続けるため「成長」が必要な理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncd88c23818f0

4/15 天皇家に見る各代が担う役割と、足利将軍家・徳川将軍家が15代で終わった理由
https://note.com/kinugyokutoan/n/n727e23227249

4/8 同じ十二大従星が複数あるときの構造的理解、意味と作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n247042a56bdb?magazine_key=mfcc3585f2d34

4/6 「壮年期にある天印星の光らせ方の難しさ」と天印星を通して知る十二大従星の仮面と役割
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1dc719037f6c

3/30 土性特有の難しさ、土性を発揮するために要する時間とその方法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n07b43a73cfd4

3/11 命式詳解③ 陽占を読むときのポイントと誤解の多い「晩年期天将星」の生き方
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8109115cdf51

1/27 ちょっと深い天中殺の仕組みと構造、「天の助けが得られない」ということの意味
https://note.com/kinugyokutoan/n/na7ba8c0e71aa?magazine_key=m351c585f101b

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○2021年11月公開のマガジン🪷
https://note.com/kinugyokutoan/m/m55a099b69e39

○2020年上半期のマガジン🌷232本
https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

※マガジンは2020年4月〜2022年2月まであります(2022年5月現在)
天中殺、適職等のまとめマガジンと重複している部分もある点にご留意くださいませ。

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