政治系メロドラマ『スキャンダル』のシーズン4での主人公オリビアのセリフが、
「宿命を逸れていく人たち」を描写しているように感じられたので挙げておきます。
正義漢であるマーカスが市長に立候補していたのですが、
その対立候補の奥さんと不倫をしていたことを告白したことをもって、
「俺はもう終わりだ」…といったそれに対するオリビアのセリフです。
なお、ここで重要なのは、
対立候補の奥さんと不倫をしていたこと自体、くそですが、
そもそも「不倫をしていた」ということが間違っていてそれを告白するのが正しい、
…というのではなく、
自分にとって「それが正しい」と感じたそれを否定することなく、
その自分が感じたその思いに従ったことが「正しい」というお話で、
何事においても、
自分にとって「正しい」道筋はファーストインプレッションで示されるそれを、
無視し続けたら、道を損なうことになり、
それが繰り返されるに従って、
だんだんと元の道、宿命の道には立ち戻ることが難しくなる、というそのことを、
このオリビアのセリフはうまく表現しているな、と思ったので、
シェアしておこうと考えた次第。
『あなたは正しいことをした。
最後はそれがあなたを救うのよ。
過ちをそのまま通してしまったら本当に終わり。
最初は違う。
最初は現実に譲歩して妥協しただけのつもりでも、
ある時点で方向転換できなくなり、
気付いたときには自分がすっかり変わってる。
自分で見分けがつかないほど、
昔の自分では絶対にやらないことを、
欲しくもない目的のためにやってしまっている。
それが本当の終わり。』
…さて、以下ちょっとセンシティブな内容なので、
閲覧につきご注意いただきたいのですが、
宿命をそれていても、
それなりに真っ当に生きていれば、
=自分の気持ちを無視せず生きていれば、
10年くらいのスパンをかければ自然に元の道に戻れることもあります。
あるいは、算命学を学ぶなり、その担い手の力を借りるなどすれば、
4年か5年くらいかけて元の道に戻れることはあります。
逆に言えば、本当に宿命を逸れている場合、
本質的な意味で元の道筋に立ち戻るのはそれくらいの時間を要するということで、
「自分の気持ち」を無視し、
「自分を疎かにする」ということを続けていると、
『本当の終わり』になるのだといえます。
前に、30歳を過ぎたら、自分の道筋を生き始めなければならないこと、
40歳を過ぎてもなお、自分の道筋ではないことにかかずらっていると骨折したり問題が起こったりして、
「自分の道に立ち戻る」よう促されることを書いたことがありますけれど、
45歳を過ぎるとだんだんとリカバリが難しくなり、
50歳にもなれば、
宿命を消化して生きている人とそうでない人の差というのが、
無視できないほどになってくる感じがあります。
具体的には、
老け具合とか、言葉の相手に刺さる強さとかそういうことですが、
それと認識してみれば、だいたいの人は見て取ることができるくらいの有意の差がそこには現れます。
その様子が、冒頭に挙げたオリビアの描写にとても似ている気がして、書いておきます。
心当たりがあるような方は、
自分らしく生きることができる環境に身を置くこととともに、
自分の能力・才能の発揮を強く意識して、
世界の手触り感があるか?という視点を大切にされますよう。
先日、「命式(陰占)どおりに生きるとは?」ということについてnoteに書いたのですが、
自分らしく生きることができる環境に身を置くことは、陰占にそのヒントが、
自分の才能の発揮のほうは、陽占のほうにそのヒントがあります。
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※「お金持ちになる命式」を5回に分けて説明しており、全てまとめてご覧いただくほうが良い内容です。
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4/30 お金持ちになる命式① 陰占の財と陽占の財、暗合という財に執着する要素
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4/28 干合支害と干合支合の違い、現象化のトリガーと 「干合支害」をかわす方法
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4/25 「二度運」の命式で再婚運にならないケース、同質五行の十大主星が複数ある意味とその消化
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4/26 親の存在が大事な星、天貴星の素直さが捻じれるケース、親が十二大従星を歪めるケース
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4/14 常に進化・成長しなければ淘汰されるこの世の仕組み、存在し続けるため「成長」が必要な理由
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4/15 天皇家に見る各代が担う役割と、足利将軍家・徳川将軍家が15代で終わった理由
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4/8 同じ十二大従星が複数あるときの構造的理解、意味と作用①
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4/6 「壮年期にある天印星の光らせ方の難しさ」と天印星を通して知る十二大従星の仮面と役割
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1dc719037f6c
3/30 土性特有の難しさ、土性を発揮するために要する時間とその方法
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3/11 命式詳解③ 陽占を読むときのポイントと誤解の多い「晩年期天将星」の生き方
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1/27 ちょっと深い天中殺の仕組みと構造、「天の助けが得られない」ということの意味
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