東方の星を光らせる前にいる「リンボー」の話

最近は、めずらしくもなくなった「パラレルキャリア」ですが、
それでも若い人たちを中心に、
「パラレルキャリアでお仕事している」ってなんだかカッコいい！…みたいな風潮がまだまだあります。

実際、いったいどこにそんな時間があるの？
…と、訊きたくなるような多様な分野で活躍されている方もいて、
最近は、つくづく「天は二物も三物も与えるのだな」など思うこともけっこうあります。

とはいえ、
よくよく聞いてみると、
７つも８つも肩書があるような「パラレルキャリア」の方で、
「すごいな」と思っていたら、
実は、その７つだか、８つだかの肩書の収入を全部を足しても自活できない…みたいな人もおられて、
なんとなく「言ったもん勝ち」みたいなところもありますね笑

ちなみに、
その７つだか、８つだかの肩書の収入を全部足しても自活できないからといって、
それを「パラレルキャリアとは呼ばない」とはいいませんが、
そういう「パラレルキャリア」をもって、「すごいでしょ？」といわれると、
いったいどういう世界で生きてきたんだろう？…みたいに思うことはあります。

そもそもですが、
人間、その人が社会に参加していくために与えられた才能を適切に使っていれば、
＝東方の星をきちんと使っていれば、
７つも８つも仕事をしなくても、自活できる以上の収入を得ることは十分できるはずで、

７つも８つも仕事をしながらその収入が得られないとしたら、
何か根本的なところで間違っているというか、
そもそもその人が身を置いている場所は「社会」ではないのではないのだろうと思います。

「社会」ではないところに身を置いて働いている人なんているのか？
…と思われそうですが、

本質的な意味での「社会」とは「厳しい競争に晒される場所」のことを指すので、
そういう競争に晒されない場所であれば「疑似社会」「準社会」みたいなもので「社会」ではないといえます。

「東方の星」を光らせなくても生きていける、
ある種のリンボーみたいな場所、といえば伝わるでしょうか。

リンボーとは、
この世を去った洗礼を受ける前の子供が向かう「天国でも地獄でもない場所」ですが、
そんな感じの、

「本領発揮がなされずとも生きていける場所」であり、
かつ「本領発揮することの本質的な喜びがない場所」というのが、
ここでいう「東方の星」を光らせなくても生きていける「疑似社会」「準社会」です。

算命学が目指すのは、
人間がその本領を発揮し、
東方の星を光らせて社会に参加・貢献し、
そうやって本領を発揮する人たちの才能が咲き乱れる百花繚乱の世界です。

こういうことを書くと、「そんなキラキラ生きなくてもいいし」と、
他人事のように思う方もおられると思いますが、

東方の星を光らせないと、六旬目を超えられません。
けれど、東方の星を光らせるとご褒美があります。

だいたい、東方の星をきちんと光らせる先に得られる収入の目安は2000万円以上といわれますが、
先日、知り合いの先生と話していたら、目安というなら5000万円くらいはいるんじゃない？と言っていました、果たして。

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