国立西洋美術館のリニューアルオープン記念展示会である、
『自然と人のダイアローグ』フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで…を、
観に行って参りました。
フリードリヒとは18世紀の画家で、
宗教的風景画で知られるロマン主義の代表のような方、
モネとゴッホは言わずと知れた印象派の画家で、
リヒターは当代一の人気者といわれている画家ですが、
なんていうか、
あまりのバラバラ感に、
それをざくっと並べちゃうなんて、
ちょっと仕事が雑なんじゃないの??
…と、思って足を運ぶか迷っていたものの、
「リニューアル記念」ならそれなりに力が入っているはず、
そして、やはりリヒター観たい、ということで、
行ってきたのでした。
さてそれで、どうだったのかといえば、
リヒターの作品は1つしかありませんでしたが、
足を運んで良かったです。
何が良かったのかといえば、
大きく分けて理由は3つ。
1つ目の理由は、
メジャーな画家のマイナーな作品がてんこ盛りで、飽きずに観ることができたから。
2つ目の理由は、
ロマン主義、象徴主義から印象派、ポスト印象派を経て、キュビスム、抽象主義、タダイズム…と流れて行くその絵画史の時間旅行的鑑賞ができたから。
3つ目の理由は、
その、絵画史の時間旅行をとおして、人間の意識の覚醒のプロセスを見ることができた感じがあるから。
…です。
3つ目の理由が多少分かりにくいと思うのですが、実際の作品をみるとその意味が分かると思います。
というのも、
この展示会の最初の方にある絵の素朴さと、
終盤にある絵の複雑さの間には、
確かな「思考の進化」が感じられるからです。
実際、キュビズム以降の流れと「潜在意識の発見」以降の流れは連動していているので、
それが絵画の方にも強く現れている、といえるかもしれません。
そして、私の心に残ったのもやはりキュビズムの絵。
レジェの「木陰の家々」、
アルベール・グレーズの「収穫物の脱穀」
…という、いずれもキュビズムの絵は特に面白かったです。
この世界がリズム、パターンの繰り返しであることは、算命学にもあるとおりですが、
リズムとパターンでこの世界を解釈すると、
あらゆるものに調和を見出すことができます。
そのことに、
キュビズムの画家たちは気づいていたと思う。
ちなみに、
コルビュジエは画家というより建築家ですが、
同時代の方で、
この方も、
自然界に「秩序と法則」を学び、それをあらわすものとして幾何学に関心を持ち続けたといわれています。
「秩序と法則」というのは、
算命学にも通じるわけですが、
秩序と法則に貫かれたものを、
「機械的で退屈なもの」と感じる方もおられるかもしれませんね。
とても、硬直的で、非人間的だと。
…けれど、実際のところはその正反対です。
このことは、
コルビュジエの以下の言葉をみれば、それが分かるのではないかと思います。
『ひとつの作品の強度、比例、出来栄え、完成度が極まると、
言葉では表現できない現象が空間に生じます。
場が輝き始める。 現実に光を放つのです。
そこで創出されているのは「えもいわれぬ空間」と私が呼ぶものであり、
寸法ではなく完璧さに依拠するもの、つまり言葉にできない領域のものなのです。』
⭐︎2022年7月四週目公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/ma19d3f214990
6/20 人体星図を「パッと見て捉える」視点、配置と偏りから星図全体の動きを俯瞰して捉える①
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6/9天中殺という「天の蓋」がなくなり、無形のものが拡散する時期の作用とその活かし方
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncb73772c0326?magazine_key=mca25f6996144
6/5 生日天中殺とは?生日天中殺の悩みと葛藤、 結婚運が悪いのか?
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5/18「中殺された存在」との関係の築き方、宿命中殺の「枠がない」ということの意味
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