管理組織で働いてハッピーな人について先ほど少し書きましたが、
管理組織で偉くなる人、というのが気になったのでもう少し掘り下げます。
宿命中殺や異常干支、対冲などの有無は、組織に生きる際には大きなハードルになるわけですが、
必ずしもその有無だけで偉くなるならないを語ることはできない、ということを先ほど書きました。
実際、管理組織の代表である銀行においても、そうした要素がありながらトップになっている人もいます。
では、
他のどの要素が偉くなるために必要なのが?
他のどの要素が偉くなるために邪魔になるのか?
そのことについて、銀行トップの命式を見つつ、割と明確な特徴に気づいたので書いておきます。
(まだ検証中ですが)
メガバンク及びメガトラスト(一応「メガ」とつくのでこれも入れて)のトップ(前任含む)の命式を見て分かるのは以下のとおり。
☆従星の特徴
・我の強い星である天将星のある人がいない
・壮年期に身強の星がある人がいない
・身強の星はあっても常識人の天禄星
・天南星がある場合、壮年期に魅力あふれる天恍星がある
これを言い換えれば、
天将星のような我が強く、押しも強く、かつ力もある人は管理組織では偉くなれず、基本的には空気を読める身弱、せめて身中くらいのほうが組織で生きやすい。
身強の星が壮年期に回ると天禄星、天南星であってもやはり「出る杭」になるので足を引っ張られる。
天南星のような実を伴わない我の強さは試練を経ることになるのでその試練を経れば組織に収まることができ、
その場合も天恍星のような魅力ある星が支えとなって偉くなったりする。
天禄星のような常識人は組織を支え控えめに引っ張るので有効だけれど、やはり壮年期にあると強すぎる。
ということかな?と思いました。
☆大運の特徴
・働き盛りの大運でダブルで半会、大半会がある(ダブルは同時と連続の2つのパターンあり)
・初旬にダブルで分離条件がある(初旬にない場合、命式に大きな分離条件がある)
初旬、自我が芽生えたばかりのところでガツンと苦労することによってそれを糧として壮年期の半会、大半会で飛躍するというパターンです。
これは一般的な活躍する人たちに見られるパターンと同じですが、
こうしてみると、天将星についてよく言われる
「若年期には苦労は買ってでもしろ」
ということは、
必ずしも天将星についてのみ言えることではなく、誰しもが人生において活躍するためには若いうちに試練や挫折を経験しておくのが良いのだなということがわかります。
天将星の場合は、苦労しておかないと我が強いばかりの役立たずになって乞食になることもあるけれど、
それ以外の星の場合、苦労しなくても乞食にはならないまでも、活躍するのは難しいということなんだと思います。
話が逸れましたが、
管理組織で偉くなる人の特徴、
今の段階での私の理解は以上のとおり。
まだ検証中のものではありますが、
「組織で生きる」
ということの参考になれば幸いです。
あまりこの視点で考えたことがなかったのですが、今後こうしたことも視野に入れて検証を続けようと思います。
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