年運害+天剋地冲に関する雑感

昨日、分離条件(散法=対冲、刑、害、破など)は「選り分ける」ということを書きましたが、

その意味でいえば、
最大の分離条件である天剋地冲というのは「問答無用で選り分ける」という時期であろうと思います。

「いらないもの」を選り分けるのではなく、
「自分が前進するために邪魔になるもの」が問答無用で選り分けられていく。

天剋地冲で身近な人が他界することがありますが、
それはその人がいると「前進」できないからです。

よって、天剋地冲で何かが壊れる、あるいは失われる、ということがあったなら、
それは、
それが壊れて失われたことで何を得たのか?
それが失われたことで何が出来るようになったのか?
…を考えると、人生の方向性を示すヒントに気づくことができるはず。

ちなみに、天剋地冲以外の散法は、天干の相剋を伴わないので、
「日々の生活を過ごしていく」中で定期的に「選り分ける」ということが起こり、
それが「選り分けられている」ということに気づくことは稀で、

単に目の前に起こる衝突とか摩擦とか、思い通りにいかないことなどにばかり目が行くのですが、

少し後になって振り返ると、
その衝突とか摩擦、思い通りにいかないことなどが、
自分の志向や嗜好が鮮明になることにつながっていて、
そこで自分の「個性=たくさんの中で自分を選り分ける性質」をつくっていたことに気づくもの。

人間は、12のサイクルでめぐる散法の時期を経るごとに、
自分の「個性=たくさんの中で自分を選り分ける性質」を研ぎ澄ませていくのです。

そして、
Birds of a feather flock together .
同じ羽の鳥は集まる=類は友を呼ぶ

…という言葉のとおり、

散法の時期にくっきりと「選り分ける」ということを繰り返してきた人たちは、
(それは多くの場合、苦痛や葛藤を伴うものですが)

その個性が鮮明になるのと同様に、
その個性に共鳴する人やモノ、環境もまた同じように鮮明になっていく。

一方で、

散法の時期に漫然と「選り分ける」ということをやり過ごしてきた人たちは、
(例えば、「他人と一緒」であることに安住してきた人達は)

その個性が散漫なものになるのと同様に、
その個性に共鳴する人やモノ、環境もまた同じように散漫になっていきます。

私は今年は「害」がめぐり、さらに今月は「天剋地冲」がめぐっているのですが、

前半は、「自分の人生ではまず関わることがない種類の人」に苛立つ日々で、
近年では稀に見るほどの苛立ちを抱え続けていたのが、

「これは別モノ」と選り分けて、
「自分」と「別モノ」の違いがくっきりと鮮明になり、
「別モノ」に気持ちが乱されることがなくなりました。

害と半会が同時に巡ると、
イヤだけど逃げられない感じがあるのですが、
害に天剋地冲が重なると、イヤなものがスパッと切り離されるよう。

…天剋地冲はまだあと半月あるので、
これで天剋地冲が消化されたのかは分かりませんが、

「自分は自分」と振り切ったら、
自分の道も改めてクリアになり、だいぶすっきりしました。

ちなみに、このプロセスにおいて一番ありがたかった言葉は、
「相手を信じても大丈夫」という言葉で、
「自分の側」と「別モノの側」がくっきりしました。

これは、今月めぐっている東方天剋地冲と同時にめぐっている西方大半会によるのだと思います。

つまり、「他人の世界」はくっきりと選別された一方で(壊れた一方で)、
「身内の世界」「信頼できる人たちの世界」は大きくまとまった、ということです。

そういえば、数カ月前に勤務先で衝突した目上の方と、
今月、劇的な和解をしたのですが、

東方は「仕事の世界」「他人の世界」といわれますけれど、
「人間関係が出来ている相手」「自分のことをよく知っている相手」との関係は西方の位相法の影響を受けますね。

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