その昔、近所のロードサイドに、
「さかさまの家」のレストランがありました。
さかさまになった家のような外観であるというだけで、
入ってみればふつうのレストランなのですが、
「奇をてらう」ことによって集客するために「さかさま」に建てられていて、
実際、子供の頃は「おもしろいな」と思ったものでした。
けれど、だいたいそういう「さかさま」という不自然な外観で建てられた建物のレストランなどは、
最初こそ、目新しさで集客できたとしても、だいたいは長続きしないもので、
何年もしないうちに閑古鳥が鳴くようになり、寂れていって、気づいたら別のレストランになっていたなと思います。
話は変わって「詩経」をただいま読んでいるのですが、
「詩経」の解釈には、魯詩、斉詩、韓詩の3つの系統があったのだそうですが、
そのうちの魯詩と斉詩は、当初こそもてはやされたそうですが、そのうち滅びてしまって、
現存するのは韓詩だけとなっています。
恐らくは、韓詩が、そのなかで最も「自然」であり「広く受け入れられた」からその韓詩が残っているのだろうと思います。
さて、ここで共通するのは、
自然なものも、不自然なものも、当初はそれぞれに注目され、もてはやされ、そこそこうまくいったりもするけれど、
「不自然なもの」は淘汰され、「自然なもの」は長く残っていく、というその構図です。
算命学においても、
身弱でもって、社長になる、たくさんの人を率いる、ということができないか?といえば、
実はできるのですが、身弱の人が社長になって力技で人を率いるというのは「不自然なこと」なので、長続きしません。
あるいは、午未天中殺の人がトップに立って初代を担おう…などということも、
一時は、それが出来たかに見えたとしても、長い目で見ればそれが奏功することはないもの。
結局、何にしても「自然」であることは続き、「不自然」であることは続きません。
そして、算命学というのは、その「自然」とは何か?「不自然」とは何か?を学ぶ学問です。
「不自然」なものが淘汰される、というのは、
先に挙げた「さかさまの家」などもそうですが、だいたい3年か、長くて5年くらい経過を観察すれば誰でも分かるのですが、
算命学を学ぶと、それを3年、5年の経過を待たずに判じることができます。
なぜか?といえば、
「自然」であるとはどういうことか?
「当たり前」であるとはどういうことか?
…を知ることができるので、それを逸れている場合には、それが長続きしないものだと分かるからです。
もっとも、算命学を学んでも、それをもって判じることが出来ない方も、たまにおられて、
それがどういう人かといえば、
「現状を、疑問なくすべて受け入れることができる」ような人。
そういう人は「おかしい」ということに気づかないので、
「不自然」の先に淘汰されても、そこに疑問を持たない、そういうタイプの人は、
「自然」であることの先に在るべきであった姿と、「不自然」の先に起こった事象の差異に問題意識を持たないので、
「不自然」の先に起こる現象について判じることが出来ないのです。
…明らかにへんな商売をしているな、という人がいるのですが、
まわりの人がまるで疑問を持っていない様子に、ドキドキしています…。
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