午未天中殺に関する雑感

昨日は、某名門私大の一部学部で合格発表があったようで、
Facebookにその合格報告が踊りました。

「踊りました」といって、3件なのですが、
それでも、同じ大学の同じ学部の合格発表が連続して流れてくると、
「踊りました」という印象にもなります。

ちなみに、その後、メッセージで合格の報告をくださった方がおられたので、
私のまわりにはその大学・学部にお子様が合格された方が4人いる、ということになります。

世の中「学歴なんて」という風潮があり、
そういう人たちの考え方を否定するつもりはありませんが、

ビル・ゲイツとマーク・ザッカーバーグはハーバード、
ジェフ・ベゾスはプリンストン(数学系のノーベル賞受賞者を多数輩出しています)、
イーロン・マスクもアイビー・リーグの1枚であるペンシルベニア大学からスタンフォードの大学院に進んでいますし、

楽天の三木谷浩史さんは一橋大学、
ユニクロの柳井正さんは早稲田大学、
サイバーエージェントの藤田晋さんも、 GMARCH?SMART?の一校である青山大学を出ておられます。

こうしてみると、
世の中においては「学歴」は不要であったとしても、
上記の程度の大学に「ふつうに入れる」だけの学力がなければ、
そもそも、為すことができない類の仕事というのもあり、

基礎学習=受験のための勉強…というのは、

実は、子供の将来のための土台をつくる、
世界で活躍する人と同じ土俵に立つために最低限の素養を身に着ける、
…ということにも意味があるのだろうと思います。
(もちろん、「世界」以外にも活躍場所はたくさんあります。)

ちなみに、最近のその「受験のための勉強」について驚くのは、
私たちの時代の、
いわゆる「受験戦争」的な、ねじり鉢巻きをするような勉強とはまるで異なっているという点です。

例えば、きちんとした教育をしているご家族と食事をする際など、
見ていると「空気を吸うように勉強する」ようお子様を育てておられて、

「特別な勉強」というよりは、
「当たり前の勉強」の先に、いわゆる名門校に進学しておられる感じがあります。

さて、そんな中、
親としてどうなんだろう?…と感じる方がときどきおられます。

子供をダシにして自分の存在感を高めようとしているお母さんとか、
お子様をほったらかしで、男性に媚を打っているお母さんとかがいて、
気になる、というか 「変なことをしている」感じが気に障るのですが、

(そういう「お母さん」ばかりが目につく理由は、先日、「母親の方が罪が深い」と書いたことに通じまでいます)

最近気づいたのは、
それが「午未天中殺」の親御さんである場合、
それは実は、仕方のないことなのかもしれないな、ということです。

というのも、
「午未天中殺」というのは末代運ですが、

末代として「午未天中殺」が有終の美を飾る、というのは、
午未天中殺の代で「自分が目立つ」、「自分が成果を出す」ということに向かうということであり、

午未天中殺の人たちというのはその本質において、

子供にエネルギーを残すことができない
=子供へエネルギーを与えたり残したりするより、 自分が使う
…べき人たちなので、

一般的な感覚での「親とはこうあるべき」ということが必ずしも当てはまらない人たちであるのだろう、といえるからです。

知り合いの女性で、
共働きの先に、社内で不倫を繰り返し、その先においてお子様が不登校になり、
それでも、子供をほったらかして仕事も不倫も続けている…という方がおられるのですが、
その彼女は午未天中殺。

長らく、その人のことをロクデナシだと思っていたのですが、
それも、ある意味では「午未天中殺」 的なのかもしれないな、と感じたのですがどうでしょう。

もちろん、
親としてまともに子供を育てている午未天中殺の方というのも多くおられるのですが、
一つの傾向として、午未天中殺の人というのは、
末代運ゆえに、子供の成長や発展よりも、 自分のことを優先する傾向があり、

その結果、子供を犠牲にすることもあるのですけれど、
それ自体、午未天中殺=末代運としては自然であるのかもしれないな、ということです。

一方で、初代運として、子々孫々まで発展が続くための基盤を作るべき子丑天中殺が、
同じことをするとそれは大いに問題があるといえます。

そういえば、
以前、子供のお受験は、父親の参加度が重要だということを書きましたが、
父親不参加で受験に成功しているケースというのもあります。

但し、そういうケースでも母親の参加度は低く、

父親不在でお受験に成功するのは、
だいたいが自分の意志で受験をしているケースであるよう。

そして、そういうケースというのはお子様が子丑天中殺、辰巳天中殺、戌亥天中殺の各非継承運であるケースが多いようです。

引き続き検証予定ですが、 現時点での雑感でした。

⭐︎2023年2月三週目公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/mb90337922b0d

1/16 エネルギー値が高い十二大従星と、エネルギー値が低い十二大従星の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n07f8411b494d?magazine_key=mb90337922b0d

1/18 「二重破」の現象と構造、散法と共にめぐる「破」の影響と対処
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1789d5b9cdf6?magazine_key=mb90337922b0d

1/5 陰占で捉える財・官② 陽占の財官と陰占の財官の違い、財官に伴う負担、負担に耐えるための強さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncdaf43f26bd1

1/10 有形の世界で活躍することができる命式かどうか?①財・官を保有し続けられるか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncb4b21ee3d4d

12/31 人体星図で捉える自然陽転と不自然陽転、中心星の作用と重要性
https://note.com/kinugyokutoan/n/n89f469071e07

1/2 星図における「東西」「南北」という「場所の持つ気」にフォーカスした捉え方・稼働法
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf513cb8caf9c

12/24 十大主星の本質と陰転・陽転①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n47cb4e1c9b31

12/27 後天運の影響を受ける十大主星の捉え方①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1144e69c3daa

12/18 事業を構築するために必要な「現実的」という要素、宿命・後天運の陰干支と陽干支の作用
https://note.com/kinugyokutoan/n/ne77707fbce5b

12/20 人体星図の「場所の作用」を獲得する、「中央の場所の作用」を獲得するのが難しい理由と獲得法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n1984af75b445

12/14 循環に内在する仕組みとエネルギー① 退気・進気の生き方、エネルギーの強弱、勢いと危険性
https://note.com/kinugyokutoan/n/n7142ebe2350d

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