若年期の星と晩年期の星

上野動物園の人気者、パンダのシャンシャンが中国に帰りました。
さみしくなったな…ということで、
最近、私はずいぶん前に買ったパンダのバッグを使い始めました。

ワイヤーで出来たそのパンダのバッグは、
あまりの可愛さにずいぶん前に衝動買いをしたものの、

パンダのカタチの首のところの「くびれ」のために、
お財布とスマホくらいしか入らないので、
ほぼ「置物」のようになっていたのですが、
今使わねばいつ使うのか…ということで、使い始めた次第。

さて、パンダが最も注目されるのは、来るときと帰るときですが、
これはパンダに限らず、誰でも、また何であってもいえることで、

例えば、総理大臣も、最も注目されるのは、就任時と退任時で、
岸田さんも、最近は、支持率が高いわけではないものの、大して注目されることなく過ごしておられますし、

社長というのも、就任時と退任時が最も注目度が高く、
トヨタの佐藤次期社長も、
きっと、就任してしばらくたてば、今ほど注目されなくなるだろうと思います。

算命学でいえば、
来るとき、就任時、というのは、年支の世界・若年期の星の世界、
帰るとき、退任時、というのは、日支の世界・晩年期の星の世界で、

大人になったら「壮年期の星」だけを意識していればよいようにいわれますが、

実際にはそうではなく、
始めるとき、出会いのとき、登場するときには、若年期の星、
終わるとき、別れるとき、去るときというのは、晩年期の星が稼働するようになっていて、

上記のパンダの話を踏まえれば、
案外と、多くの人に注目され、印象に残るのは、この若年期の星と晩年期の星であることが分かります。

その意味で、自分を活かすために人体星図を使いたい、という場合には、
スタート時、出会いの時には、いかに若年期の星をうまく使うか、
終わるとき、去り際には、いかに晩年期の星をうまく活かすか、という視点が大事であるといえます。

例えば、トヨタの佐藤社長は、まじめそうな好印象をもって登場されましたが、
この方は、若年期・スタート地点の天貴星を見事に稼働させていたからこそ、あのような登場になったのだということ。

天貴星というのは、「小公子的」ともいわれる星ですが、
まさにそんな優等生的な登場に、まるで批判の声が見られなかったのが印象的でした。

天貴星だからといって、必ずしも小公子的になるわけではなく、
ときに、生意気にも、小賢しくもなるのですが（例えば、神田うのさんは若年期天貴星）

うまく、天貴星の良さが出たということは、天貴星を陽転させていることが伺え、
こうしてみると、壮年期の時期にあっても、スタートや出会いを大事にするためには、
若年期の星にも取り組む必要があるのだということが分かります。

これはつまり、同様に、ゴールを大事にする場合においては晩年期の星が大事であり、
まだ壮年期だから晩年の星をあとまわしにしていると、「うまくシマらない」ということになる、ということでもあり、

そう考えると、
案外と（と言ってはなんですが）、
若年期の星や晩年期の星も大事であることが分かります。

大事であるばかりでなく、
「自己プロデュースをする」という場合には、
いかにこの２つの星を演出するか、自分で準備しておくと良いのだということがわかるだろうと思います。

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