本質と外径の不一致から見えるもの

先日、「眉を濃く描く」ということを書いたからか、眉のアートメイクについて質問がありました。
「アートメイク」というのは、針を用いて皮膚に色を入れる、眉の入れ墨のようなもののこと。

さて、その眉のアートメイクについて、どんな質問があったのかといえば、
なんでも知り合いが「眉骨」の位置を無視したアートメイクをしたそうで、
その眉骨とアートメイクの位置の違いにひどく違和感があるのだが、問題ないのか?
…という質問でした。

大前提として、私は顔相を観ることを生業にしているわけではないので、
正しい回答を持ち合わせているわけではない、ということをご承知いただきたいのですが、

その前提で、私が感じたのは、
本来、眉骨がある場所と異なる場所にアートメイクをした場合、
そのアートメイクが開運につながる要素であれば、開運につながるかもしれないけれど、
それは案外と長続きしないのではないか?
…ということでした。

算命学においても、
宿命をさておいて「これをしたら開運する」とか「これをしたらアイドルとして成功する」とかいう秘伝があるのですけれど、
実際に宿命を無視した開運や成功は、本人に苦しみばかりをもたらすもので、
そういう人たちは、困難や孤独の中で人生を終える傾向にあります。

なんとなく、その「眉骨の場所(本来、眉毛があった場所)」を無視したアートメイクというのは、
同じような歪みをもたらすのではないか?…と、思ってのですがどうでしょう。

ちなみに、平安時代の人たちは、
本来の眉とはまるで異なる場所に眉を書いていましたけれど、
あれは「本来の自分」から離れた役目を果たす、仮面の役割を果たしていて、
その彼らが果たす役割には、その「本来の場所とはまるで異なる場所に眉を描く」ことが有効だったんじゃないかな。

これはあくまで、雑感ですが、そんなことを考えました。

加えていえば、先日、その眉についての投稿に、
若い人たちが薄い眉を書きがちなのは、自己確立が未了であるためではないか?
…といった意味のことを書いてくださった方がおられたのですが、

「本来の眉とは異なる場所のアートメイク」というのは、
率直に言って、「明らかにおかしな印象」を、第一印象で与えることになるわけで、
そうした印象が造り出す現象というのは、少なからず不安定なものとなるように思いました。

うまくいえないのですが、
このところ、「ちょっとしたこと」だと思っていたことが、
案外と大きな現象を引き起こすきっかけになっていること、
その因果のつながりに気づくことが多くなった気がします。

どう気づくのかといえば、
存在の「薄さ」のようなもので気付くのですが、
それがなんとも面白く。

眉毛の話もそうですし、
壮年期身強なのに、主体的な活動をせず、十大主星だけを消化していたりすると、
なんていうか、足元がかすんで見えたりするんですよね。

不思議です。

⭐︎2023年6月三週目のマガジンを公開しました🌼
https://note.com/kinugyokutoan/m/mae7444d3ed82

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

🌷注目記事🌷

5/17 開運に向かう宿命消化②「静」の宿命、「動」の宿命、大運の消化の構造
https://note.com/kinugyokutoan/n/n74061811c8f5

5/13 十二大従星が示す家系の役目⑫ 天極星、十二大従星の能力は現実世界での家系の発展に資する能力
https://note.com/kinugyokutoan/n/n05533c9dc92c

5/7 十二大従星が示す家系の役目⑧ 天将星後半、バトンを持つ人は家系の全メンバーに応援されている
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf51288ff300f

5/10 十二大従星が示す家系の役目⑨ 天堂星 どんな局面でも「役目を果たす」先に満足と発展がある
https://note.com/kinugyokutoan/n/nbe961c47ffb5

4/30 十二大従星が示す、家系の流れにおける役目①概説、天報星
https://note.com/kinugyokutoan/n/n73d87a020336

5/4 十二大従星が示す家系の役目⑤ 両親と同じ壮年期十二大従星の意味「星の遺伝」の意味と作用
https://note.com/kinugyokutoan/n/nbef0fcb7d9bc

4/23 命式詳解③ 干合の現象と後天運の影響、刑(旺気刑・庫気刑・生貴刑・自刑)の構造と自刑の本質
https://note.com/kinugyokutoan/n/n04ad572c6641

4/25 命式詳解⑤ 「有形の現実を生きる」ことの意味、陽占八門法と人体星図の理解・活用の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/nf5494a4078b4

4/14 陰占で人生の完成形を捉える 命式詳解⑤徳分のバランスの捉え方、アンバランスな徳分は使えない
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0066a44a47ec

4/13陰占で人生の完成形を捉える・異常干支から出てくる十大主星 命式詳解④本当の意味での身強・身弱
https://note.com/kinugyokutoan/n/nb26e00a968f3

4/7 中殺された干支の構造、異常干支の構造、これらから出てくる十大主星①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n95a0c5c2ca2f

4/10 「初旬による初期設定」と「人体星図という鋳型」とはどういう関係にあるのか?
https://note.com/kinugyokutoan/n/nac8499e27369

4/1 切れキャラから気さくキャラへ変化した理由、人間は時間とともに変化する
https://note.com/kinugyokutoan/n/nb92d784fc784

4/4 陰占から人生の完成形を捉える⑩ 才能を発揮する分野・場所で変わる評価、徳分と十大主星の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n3552112a18e4

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash