越年で現象化する「害」

いわゆる「害」というのは、
「思い通りにならない」というタイミングであり、
その「思い通りにならない」ことへのストレスに起因して、
病気になったりとか、意に沿わない人事異動などにつながったりすることがあります。

この際、注意が必要なのは、
「害」 の場合、
その「思い通りにならない」ことに対してネガティブな反応をすることの結果として、
病気や意に沿わない人事異動が起こる､という仕組みなので、

「害」によるダイレクトな作業である「思い通りにならない」という現実と、
その結果としての病気や意に沿わない人事異動が起こるその現象にはタイムラグがある、
という点で、

こうしたことをもって、
「害は越年で現象化する」といわれたりします。

この「越年」というのがどれくらいの期間かといえば、
だいたい、 害がめぐった期間の翌年の半期くらいまでが要注意期間で、

例えば、昨年「害」 がめぐっていたような方は、
今年の8月くらいまで（今年の2月立春から半年くらい）が要注意期間といえます。

別に、「害」の期間を過ぎていれば、そこから新たに原因が発生するわけではないのですが、
前年発生した問題点が越年で現象化することがあるからです。

なお、「害」というのは、 一つくらいめぐってもそれほどダメージはないのですが、
「害」 が大運、年運、月運、日運などと重なる場合や、
「害」がほかの散法（対沖、刑、破など）と重なる場合には、
かなり大きなダメージになるので、より注意が必要となります。

逆にいえば、「害」の期間の翌期の半期くらいまでのところで不本意なことが起こる場合には、
それは「害」の現象であろうということで受け取れば良いということでもあります。

「害」において、なぜ「思い通りにならない」ことが起こるのかといえば、
自分では対処できない軌道修正を起こすためで、

誤った道を進んでいたとしても、
自分では気づかない、
あるいは気づいたとしても、自分の意志 意図では、何かと手加減をしてしまって軌道修正出来ないような場合において、
天が自動的に軌道修正してくれる仕組みが「害」であり、
ゆえに、「害」で起こった現象というのは、
しばらく期間を置いて振り返れば、
「あのおかげで、今がある」というような「あの現象であることが分かります。

このところ、身の回りで、
「昨年、害が重なっていたタイミングで何もなかったのに…」
…というようなお話が多くあり、ちょっと書いておくことにしました。

心当たりのある方は、
何事も起こることは正しい」と信じて過ごされると、健やかです。

さて以下余談ですが、
昨年、私は「害」がめぐってひどく自分を見失ったりもしたのですが、
それを支えてくれたのは支合の関係にある方でした。

「害は支合をもって破る」といわれますが、
支合の関係にある人というのも有効であるように思いました。

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