先日、世の中の多くの人は、
誰にでもできることを誰よりも時間とエネルギーを使ってお金を稼ごうとしている、
70点の水準のことを、量でもって評価を得ようとしていること、
一方で、そういう人たちを、
唯一無二の才能の発揮でもって取り組んでいる人たちが、涼しい顔で追い抜いていくこと、100点以上の人たちは、70点の水準を圧倒的な差をつけて存在していること、
…について書きましたが、
昨日、それを算命学的な構造をもって説明する、ということをnoteのほうで試みました。
簡単に言えば、
算命学が一極二元で出来ているのと同様に、
世の中というのも一極二元で出来ていて、
いってみれば、
この世界というのは、レトリックではなく、
文字通りダブルスタンダードで出来ているので、
そのダブルスタンダード=表と裏、本音と建て前、公と私
…で出来ていることを前提に、
自分の生き方と、世の中のルールの折り合いをつけながら生きること、
自分の宿命と、世の中のルールの一致点をうまく活かし、
自分の宿命と、世の中のルールの不一致点を補っていく、
…ような生き方が大事である、というお話、
また、世の中のスタンダードを身に着けるべき時期と、
自分固有の能力発揮に取り組んでいくべき時期がある、
その時期の違いの話、
そして、世の中のスタンダードを身に着けるときのその能力の源泉と、
自分固有の能力発揮を実現するその能力の源泉の違いの話、
…などについて書いたのですが、
そもそも、
世の中の大半が70点を目指しているということ、
その前提で、100点超を目指すこと、
…という概念自体に、多少、不慣れな方が多いうえに、
その構造の説明にあたり、
算命学の大綱、根本構造という割と壮大な構造を持ち出したために、
多少、難解であると感じた方が多かったかもしれません。
公開で書くときには、多少、忖度するというか、
分かりにくくなりすぎない内容、
構造について書く際にも、シンプルな構造についての内容、
‥に、限定して書いているのですが、
非公開、noteで書く際には、そこそこ複雑な構造についても書くことに挑戦しており、
一段階目の理解の上の理解、
一段階目の理解と二段階目の理解の上の理解、
一段階目と二段階目と三段階目の理解の上の理解、
…といった感じで、
前提となる理解が複数必要となるような構造についても書くことがあるので、
多少、分かりにくいと感じられる方もおられるだろうと思います。
とはいえ、
本来、学問というのは、どういう学問であっても、
こうした構造的な理解によって初めて本質が分かるようになるものですし、
取り分け算命学のような、構造で成り立つ学問においては、
構造的理解の積み上げの先に、本質にたどり着く、
その繰り返しであるものなので、
分かりにくいと感じられた方は、ぜひ、構造を分解しながら振り返ってみて頂ければと思います。
あるいは2~3ヵ月くらいおいてみて、
改めてその内容に、立ち戻ってみれば、概念に慣れてきて、理解することが出来るのではないかと思います。
こうした、構造理解の積み上げや概念に慣れることによって得られる理解、
多少時間のかかる理解について、
現代の忙しい大人はその理解に取組むことに消極的ですが、
本質的な理解には、こうした長期的な取り組みが不可欠で、
珠玉の真理にたどり着く道筋というのは、古来、こうしたプロセスを必要とするように出来ています。
昨今の、「タイパ」至上主義的な考え方に立てば、
ちょっと耐え難いように感じられるかもしれず、
事実、簡単に、短期間で、インスタントに理解できます!と嘯(うそぶ)く書籍や研修講師などが大人気なのだそうですが、
算命学の世界というのは、そういう世界とは一線を画す世界です。
「タイパ」至上主義的に算命学を学ぶというのは、
例えば、動物占いの裏側には算命学がありますが、
そんなふうに、算命学の一部だけを取り上げてデフォルメして表面だけを説くようなアプローチであり、
構造的理解の積み上げの先に、本質にたどり着く、算命学の世界は、
その現象の仕組みにフォーカスするアプローチです。
そして、動物占いのようなデフォルメした説明は「暗記」を前提とするので、
加算的な理解にとどまりますが、
構造的理解の積み上げの先に、本質に向かう算命学へのアプローチは、
算命学の世界において幾度となく登場する「構造の理解」を前提とするので、
積算的な理解が可能となります。
難解であることを恐れることなく、
構造的な理解に取組まれますよう。
暗記が前提の加算的な理解は、10の理解を3つ積み上げても、10+10+10=30に過ぎませんが、
構造的な理解を前提とする積算的な理解は、10の理解を3つ積み上げれば、10×10×10=1000の理解が実現します。
ちなみに、現在進行中の「上級編」のほうでは、ここ2年くらいは構造についてしつこく書いていますが、
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