澱みを離れて浮かぶ

一年くらい前に、
「地域活動」の場をホストクラブと勘違いしている中高年の女性たちについて書いたことがあります。

当時はその低俗さというか、破廉恥さというか、
年齢相応の厚みや豊かさ、充実感をまるで感じさせない薄っぺらな様子にひどく気持ちが掻き乱され、
言葉を尽くして非難したのですが、
(ブログ上で、なので、直接は非難していませんが。)

どうも最近、
そういう中高年の女性を集めるホストクラブ的なお店を始めた方がおられるそうで、

なるほど、物事というのは収まるところに収まるものだな、と感じ入りました。

ちなみに、
何をもって薄っぺらというかといえば、
齢40を超えて、

「お酒が大好きなんで、この飲み会に来ました!」とか、
「〇〇さんの“お手伝い”でやってます!」とか、

そういうことを臆面もなく言えてしまうような在り方のことを言っていて、

いや、それが20歳の人がいうなら笑って流せるところですが、
40歳、場合によっては50歳にもなろうという方々がそれをいうのを聴くと、

どんだけ薄っぺらな人生を生きてるんですか?
自分の人生をまるで生きていないんですね?

‥ということになりませんか。

いや、世の中にはそういうことになんの違和感も感じない人というのもいて、
あるいはそういう何も考えていない時間を持て余している人をカモ🦆にしようとしている人もいて、

一定程度、そういう人たちの需要はあるのだろうと思うのですが、

70点で自転車操業を続けるのではなく、
100点以上で涼しく軽々と疾走しようと思うなら、

そういう澱(よど)みに足を取られないよう、
きっちりくっきり、
その世界を切り分けていかないとダメですよね、というお話です。

いわゆるそういう薄っぺらであることに疑問を持たない人たちや、
カモにされる人たちというのは、
つまるところ、本来の能力を埋させて発揮できずにいる人たちであり、
いわゆるモブキャラなのですが、

「社長」でも「政治家」でも「高学歴」でも、
まぁふつうにモブキャラはいます。

先日など、その手のモブキャラばかりが雁首を揃えて満面の笑みで一枚の写真に収まっているのがFacebookに流れてきて、

つくづく世の中の不経済というものを感じました。

何が不経済かといえば、
人間の持つ本来の質が「万人向けのアピール」を目指すために埋もれてしまう、それが不経済である、ということです。

もっとも、
数学の天才的な才能を持ちながら、
うっかり若くして天文学の世界で知名度を得たために、ついに数学を掘り下げることに向かうことができなかったカール・フリードリヒ・ガウスのような例は歴史において枚挙にいとまがなく、

こうして埋ていく才能の上に立つ存在こそに本質的な価値があり、
埋ていくものは埋もれていくべきものなのかもしれません。

例えば、鍛えられるべき庚金が鍛えられる機会に恵まれないとか、
動いてはいけない戊土が動きまくって戊土らしさが備わらないとかそういう人たちというのは、

吹いては消える一陣の風のような存在であるわけですが、
その存在のおかげで陽が当たる存在もあろうということです。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」
という言葉がありますが、
あの「浮かぶ瀬」というのは、必ずしも当人のこととは限りません。

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