羽生結弦さんの結婚報告と歴史観、意識過剰の原因

羽生結弦さんがご結婚されましたね。
おめでとうございます。

一切の情報を開示せず、結婚されたことだけを表明された羽生さんの在り方は、
清々しくも潔く、氷上のこの方の印象と一分の矛盾もなく、

今みたいな、
猫も杓子も自己PRに余念がない時代にあってすら、

存在感を得るために必要なのは、
過剰な自己開示や盛り過ぎな自己説明ではなく、

言行が一致していることで獲得できる揺るぎなさであり、
背景と展望の一貫性によって獲得できる確かさである、

…ということがよく分かるなぁ、と思いましたがどうでしょうか。

先日、「歴史観」の大切さについて説明しましたが、
この「歴史観」とは何かといえば、
こうした「言行を貫く思想」であり、
こうした「背景と展望を貫く思想」であるといえます。

つまり、揺るぎない歴史観をもてば、
発言と行動が矛盾なく一致し、
過去と未来が一本の線で貫かれるので、
「確かな存在感」を得ることができます。

べつに「確かな存在感」などいりませんよ。
…という方は別に歴史観など身につける必要はありません。

ただ、「確かな存在感」がない存在というのは、
「確かな存在感」を持つ人と、
同じ場所、同じ空間にあっても、素通りされる、
同じ日本語で、面と向かって会話をしていても、相互にまるで噛み合わない、
…ということになりますし、

そもそも「確かな存在感」がない人のやることは長く続きませんし、
「確かな存在感」がない人の造るものというのは、触った端から灰となってこぼれ落ちるような感触のもの。

いや、実際には、
歴史観もへったくれもない、「確かな存在感」がない人も、そういう人たちでつるんでいれば一つの集団を形成して長続きすることもありますし、

歴史観の裏打ちなくモノをつくる人たちが造るものを、歴史観のない人たちは使い続けることができるのですが、

一度、一貫性を身につけ、「確かな存在感」を得たならば、
もはや、「確かな存在感」を顧みない人たちの中に入っていくことは困難ですし、
「確かな存在感」を持たない人の造るモノを手にすることや身近に置くことはできなくなるだろうと思います。

なんていうか、
「身体が受け付けない」的に。

例えば、
場当たり的に飲み会をする人たち、騒ぐ人たちが、流れていく川に浮かぶ落ち葉🍂みたいに見える、というか。
対して、意義深い関係というのは、良いことも悪いことも年輪を刻むようなもの。

落ち葉の美しさを否定しませんが、
年輪を刻む充実感に比すべくもありません。

羽生結弦さんは、
そうした守備一貫、言行一致の効果や作用をよく知っていますね。
あの一貫性は決して天性のものだけではありません。

それは、「意識的に一貫させている」からこそ可能な、
言語での説明ができるからそれが分かるのですが、
(天性だとすれば、説明などできません。)

だとしたら、
私たちにも希望があるということです。

余談ですが、
羽生さんは、ファンを過剰に意識しすぎるところがありますよね。

例えば、
「ここまで応援してくださるファンの方がいて、ファンじゃない方も今回すごく応援してくださって、家族を持ったらそれこそ『裏切られた~』って言われるかもしれないし。」
…という発言もそうですし、

以前も、ネガティブな報道を過剰に気にしている感じがありました。

それについて、
なんだか変だな、と思いつつ、
先日、命式を見るともなく見ていて気づいたんですが、
この方は、人体星図の中央と南方が相剋になるんですね。

中央が車騎星、南方が石門星で金剋木になるので、
大衆、ファンに対して意識的になる、過剰に意識する、ということになるのだろうと思います。

通常、この場所は「相生=無意識」であって自然です。
つまり、大衆やファンになにか言われても、
まぁ大して気にしない、馬耳東風であって良いのですが、

この場所が相剋だと、
彼のような過剰な反応になります。

そして「自然と異なる場所」というのは、
こんなふうに目立ち、違和感を与えます。

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