なぜ「中身のない講演」が未来を閉ざすのか？

なぜ、「中身のない講演」が未来を閉ざすのか？
…ということの算命学的な考え方を整理しておきます。

これは至極シンプルな理屈で、
「講演」＝表現・伝達という南方の動きなのですが、
南方＝未来であるので、
「中身のない講演」＝「中身のない未来」であるといえ、

中身のない講演をすることは、
自分の未来はこの程度である、と、宣言することに等しく、
その宣言どおりの未来を「講演する＝宣言する」ために、
その中身のない講演と相似形の未来を生きることになるのだということです。

日本というのは「言霊」の幸（さき）わう国であるといわれますが、
言葉にすること、たくさんの人の前でたからかに何かを言うことというのは、
多くの人が認識している以上の効果と作用があります。

自分の頭の中で考えているだけのことであれば、
その「現実的な影響力」はまだ希薄なのですが、
言葉に出して多くの人にそれが届く、その「言葉」というのは、
他人に影響を与えるとともに自分をも縛ることになります。

つまり「中身のない講演」は「中身のない自分」をつくるということでもあります。

以前、目下を切るときには、自分と同列に上げたうえで切りましょう、
ということを書いたことがありますが、
これは、目下＝南方＝未来であり、目下を切ることは自分の未来を破壊することであるためでした。

それと構造としては同じです。

そういえば、中身がないのに「先生」になってしまうと、
そこからなかなか学びを得ることが出来にくくなるのですが、
これを構造的に説明すれば、

「先生」になると南方に向かう、
そうすると「北方＝学び」が得られにくくなることに依ります。

そう考えると、
「中身のない講演」をする人は、
それ以上、学ぶことが出来なくなるために、進歩がないということでもあるのだということが分かります。

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