「盛る」ことが実績を生まない構造的理由

本日は、『一流の達成力 原田メソッド』という本を読んでいました。
帯には「大谷翔平選手も実践」とあり、いわゆる曼荼羅チャートの本です。

先日、「名門校の品格と時代の転換点」ということで、
「モノを考えない人間を育てる時代」から「モノを考える人間を育てる時代」への転換点ですね、ということを書いたのですが、

この本にも、そのことが書いてありました、というメールをいただき、
興味をもって読んでみた次第です。

実際、その本には、
「(目の前のこと、いわれたことを)一生懸命やればよかった時代」から、
「自分で夢を描き目標を設定し、それを実践することが必要な時代」への変化が説いてあり、
たいへん参考になりました。

教えていただき、ありがとうございました。

時代論でいえば、
動乱期(97年~)=車騎星・牽牛星的に剋されて動く時代
教育期(07年~)=龍高星・玉堂星的に生じられて(教え導かれて)動く時代、
…を経て、
経済確立期(17年~)=貫索星・石門星的に自己を確立する時期に入っているので、
「自分で夢を描き目標を設定し、それを実践する」とは、貫索星・石門星的な在り方を指しているともいえそうです。

さて、
貫索星・石門星的というのは、自信と信念を確りともって生きることを指しますが、
この本でも、目標を確りと設定してそれを実現し、自らの実績をあげるには、
自信、自己肯定感が必要である、ということが書いてありました。

そして、その自信を強め、自己肯定感を確立するために必要なのが、
自分の中の「チルドレン」の部分ではなく「アダルト」の部分を育てることとあります。

この「アダルト」の部分を育てるための方法として、
「日誌を書く=一日を振り返る=過去を振り返る」ことを推奨してあるのですが、
それを読みながらハッとしたのが、

今朝書いた「盛る」ことをすると、進歩も発展も出来ないのは、
この「アダルト」の部分を欠いているためであるということ。

つまり、八門法の五行の図は以下のようになるのですが、

   水
   ↓
金X→木X→土
   ↓
   火

「盛る」というのは火性のなかでも、木性(実績・只今現在・自信)の裏付けがない火性(未来展望)なので進歩や発展という実績を生まないのですが、

「日誌を書く=過去を振り返る」というのは水性で、
その水性が水生木と木性(実績・只今現在・自信)を強めると、
裏付けのある火性(未来展望)なので、確りとした未来を実現できるということ。

平たくいえば、「盛る」というのは自信なく吹聴するものであるのだけれど、過去を振り返る(水性)ことをすれば自信(木性)が得られてまともな実績が得られますね、ということです。

只今現在、noteの上級編のほうでは、人体星図を縦横無尽に活用する、ということについて説明しているのですが、
その感覚が備わっている方であれば、理解しやすいと思います。

まだ、読み終わっていないのですが、
五行の考え方を彷彿とさせる記述や、五行の構造を前提とした考え方が随所にあり、
先日来、書いていることの仕組みを知りたい方は、ご覧になると良いかもしれません。

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