秋分に寄せて 雅楽・舞楽に接し考えたこと

秋分の今日、お招きいただいて、雅楽の奉納演奏・演舞を拝聴・拝見してまいりました。

演目は、左方「賀殿」、右方「地久」と、その演目の言葉の響きだけで雅な気持ちになりますが、
ご案内いただいたその意味を拝見すると、いよいよ気持ちが浄化されるような、
そんな心持ちがいたしました。

賀殿(かてん)は、
承和年間(八三四‐八四八)、遣唐使が琵琶(びわ)曲で伝えたそうで、
コトバンクによれば、この曲には「さらゐつき」という秘事があり、たやすく奏されるものではなかったそう。

一方、地久(ちきゅう)のほうは、
老子の「天長地久」が由来だそうで、地久節(皇后誕生日)に奏されるものなのだそうです。

「天長地久」の由来である老子は、道教の始祖であり、
算命学の源流は道教にあり、それを思い起こしてちょっと心が躍りました。

「“地久”節」がなぜ、皇后の誕生日が?といえば、
「大地=陰=女性」が永久に変わらず存在すること…というその「地久」からなのだろうと思います。

ちなみに、「天長地久」とは、
“天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続くこと”という意味ですが、

“天地が永遠に変わらないように、物事がいつまでも続く”には、
無理をせず、急ぐことなく、目立とうとせず、
時機に応じた生き方をすることが大切である…というのが算命学の教えですが、

1000年の時を超えて伝わる雅楽の調べ、舞楽の型を拝聴、拝見しつつ、
悠久の真理、つまり、無理をせず、急ぐことなく、目立とうとせず、時機に応じた生き方をすることの先に物事が幾久しく続いていく、
…というその悠久の真理は、そこ、つまり雅楽・舞楽に示されているのかもしれないな、など考えつつ、

今年は、伊勢神宮の夏越の祓で大々神楽を拝聴・拝見する、という機会をいただき、
さらに秋分の本日は、雅楽の奉納演奏・演舞を拝聴・拝見するという機会をいただき、

一生懸命、東洋思想を学んでると、
その方向に導かれていく、東洋文化の方向に世界が開けていくものだな、ということを感じていましたが、
実は、雅楽・舞楽に、何か本質的なヒントがあるのかもしれません。

⭐︎2023年9月四週目のマガジンを公開しました🌕
https://note.com/kinugyokutoan/m/mc6ef253617be

⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖

※再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。

note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。

再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a

🌷注目記事🌷

8/17 天中殺と人体星図の構造を前提とした調候守護神の使い方、人体星図に出てこない守護神の使い方
https://note.com/kinugyokutoan/n/nca327cf98a9b

8/22 陽占的アプローチで人物を捉える①陰占と陽占の印象の違い、純星・濁星の世間との関わり方の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n6c7c8c03d00a

7/30 子供の運命の捉える視点① 陽占ではなく陰占、エネルギー値が大きな子供
https://note.com/kinugyokutoan/n/n50245ca9e289

8/1 子供の運命の捉える視点③ 家系のストーリー=家系を知り「自分の現在位置」を知ることの大切さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/nadd24ef8953e

7/27 女性の適職範囲の考え方① 女性が働くうえで必要な2つのもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/n112c033d0454

7/24 「人生の伸び」を実現するために知る陰占・陽占という鋳型の仕組みと作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na20eecfe0d31

7/20 男系・女系から捉える適職範囲、男系・女系の別の見分け方、その活躍世界
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd370654669f0

7/19 過剰に目立ちたがる質はどのように生まれるのか?そこにある違和感の理由と背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0ff8fb84b5d2

7/13「本来の陰転範囲で最大陽転」が自動的に起こる事例、壮大な大運天中殺の影響の仕組み 前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8cb7219d38ff

7/16 結婚相性の深い捉え方・同座婚① 結婚生活・安定感の推移を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n03216864dd4b

7/6 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味 後半、北方という老練な質の場所、人間のウラを見つめる
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc8ea731f0dbe

7/8「福運・貧運」の事例⑥ 危険な命式のバランスを大きく崩す要素9つの検証の続き
https://note.com/kinugyokutoan/n/n514e2446a1f0

7/4 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味、前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/nabd496a7cead

7/1「福運・貧運」の事例④ 忌神が強い、守護神なしの命式の生き方と活躍のタイミング 【お手本】
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8a61d7940b8b

6/25 陰占の要素の現象化の仕組み 前半 Aさんの位相法条件がBさんに現象化する3パターン
https://note.com/kinugyokutoan/n/n85b71c7f081a

6/22 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑬「死の命式」と客観的・自然の先の逃げ道・活路
https://note.com/kinugyokutoan/n/n18cdf445334f

6/17 格を覚えるより、命式を分解して理解する技術を身に着けるほうが大事な理由、納音・律音・大半会
https://note.com/kinugyokutoan/n/n28e63e988a4b

6/15 対冲の仕組みが分かる、環境に動乱を呼ぶ子午双包格
https://note.com/kinugyokutoan/n/n2072aae43178

⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash