先日、知り合いがとある事業を始められ、
それを眺めつつ、この人は向こう12年は公的世界で活躍はできないだろうな、
…と、思った、ということがありました。
そんなわけで、今回も多少シビアな内容なので、閲覧につきご注意くださいませ。
さて、なぜ、「向こう12年は公的世界では活躍できない」と思ったのかといえば、
今年がその方にとって東方比和の年だから、
そして、その東方比和の年に始めたその事業が東方の星を損なう事業であったからです。
比和というのは12年のサイクルのスタートのタイミング、
よって、比和の年に始めたことは、基本的に12年続く動きとなります。
もちろん、途中、半会やら対冲やらがあるので、変化はするし、軌道修正が実現することがないわけではないのですが、
それでも、比和というスタートのエネルギーには強い拘束力があります。
また、東方というのは公的社会であり、
その東方の星を損なう事業(公的・社会的な活動)というのは、
公的社会において存在感を発揮できない、ということを意味します。
つまり、比和の年に東方の星を損なう事業を始めるというのは、
「向こう12年は公的世界では活躍できない」ことを意味するのだといえるのです。
今少し掘り下げて説明すれば、
その方の人体星図は、中央が司禄星、東方が牽牛星で、
司禄星というのは庶民的な星、牽牛星というのは選民意識が強い高級志向の星ですが、
その方が始めたのは、極めて庶民的・日常的な事業であって、
少なくとも、選民意識や高級志向とはまるで異なる事業であったので、
東方牽牛星を稼働させられない=社会・世間、広い世界といった公的世界における発展性はなさそうだ、ということです。
中央に司禄星なので、
そういう極めて庶民的・日常的な事業をすることが宿命から逸れているわけではありません。
但し、中央=月支=居場所(自分の拠り所、地元、近所、勤務先の人)であるので、
その司禄星的な事業というのは、居場所(自分の拠り所、地元、近所、勤務先の人)にしか届くことはなく、
それをもって、社会・世間、広い世界、公的世界で活躍するのは難しいのだといえます。
もちろん、考え方によっては、
居場所(自分の拠り所、地元、近所、勤務先の人)だけで商売をするのも良いのですが、
司禄星で居場所(自分の拠り所、地元、近所、勤務先の人)相手に商売をする場合には、
最低10年、本当に良さが出るのには40年かかります。
果たしてその、まだ年若い、東方牽牛星のその人物が、40年、いや10年でもその事業を継続することができるのかどうか。
それができればもしかすると、その先に、大いに活躍されることがあるのかも。
中央司禄星で事業をしていいのは、
地元、近所を相手に事業をし、その地に骨をうずめる覚悟、生涯かけてその事業を全うすると決めているような人であろうと思います。
東方牽牛星があるような人、
特にまだ自分の立場が確立しているわけでもない若い人で東方に牽牛星があるような人は、
高飛車な選民意識が満たされるような事業をするべきで、
それであってこそ、注目と、本質的な意味での称賛を受けることが出来ます。
何をしても、
いわゆる「ご近所」とかであれば、手を叩き、笛を吹き、ときにハレルヤ!と叫んで喜んでくれたりしますけれど、
若い頃にそういう「社交辞令」に転ぶと挽回がたいへんな気がします。
もっとも、中央(司禄星)が東方(牽牛星)を生じる星の並びをみれば、
そういうスタートでもって苦労をするべき人物である、という言い方も出来ます。
そしてその苦労が人物を磨く。
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