※「死」に関する内容を含みます。
このところ、つくづく思うのが、
「その人に合った事業をしているかどうか？」
…で、その人の仕事の発展性ってまるで異なるのだな、ということです。
余計なお世話なので、
逐一他人の仕事に口出ししたりはしませんが、
大人しく、はた目に観察しているだけでもくっきりとそのことが分かって、
つくづく「自分に合ったこと」をすることの大切さを感じています。
仕事の内容は陽占で、
仕事の環境は陰占で観ますが、
丁寧に見ていると、
合った環境で合ったことをしている人は、
試行錯誤や紆余曲折はあったとしても、5年、10年の経過をみていると、
確実・着実に歩を進めておられる一方で、
合わない環境で合わないことをしている人は、
精力的に活動し、宣伝・アピールに余念がなくても、
5年、10年の経過を見ていると、一貫性がなく、いわゆる竜頭蛇尾的に事業を衰退させているケースが多いことが良く分かります。
かねてより、
自分の心に正直に歩んでいる人は道を逸れることは少なく、
発展的な人生を歩むことができる一方で、
自分の心の声を無視して、他人への憧れや世間的なステータスを目指しているような人は、
だいたい道を逸れ、衰退に向かうことになりがちである、
…ということを書いていることについて、
自分の心の声を無視して、他人への憧れや世間的なステータスを目指すような人なんているの？？
…と、いう指摘を受けることがあるのですが、
だいたい、5年、10年同じことに取組みながら、一向に成果がでないようなケースというのは、多くの場合、そういう自分の心の声を無視しているように思います。
以下、ちょっとシビアな内容になります。
つい最近、身近な方が自死されました。
ご相談を受けたことがあるわけでもなく、身近ではあるものの10年くらい会っていない方なので、私にできることは限られていたと思うのですが、
その方が死を選んだ理由の根源には、
自分の心の声を無視して、他人への憧れに向かい、
根っこなく生きて行った先に、戻れなくなったことがあったのではないか、
…ということを考えていて、
だとすれば、「自分の心に立ち戻る」、
それを伝えることができていれば、自死という選択を回避できたのではないか、
と、そんな思いが心の中をぐるぐるとしています。
もちろん、これはあくまで私の推測であり、
いってみれば、余計なお世話であるのですが、
けれど、そのことがひどく心にかかるので書かせていただくと、
自分の心に沿うことは、自分の心を強くします。
自分の心から離れるほどに、人間の心は弱くなります。
今向かっているその目標は、果たして自分の心が真に求めているものなのかどうか、
親の期待に応えたい、
配偶者や恋人に認められたい、
友達や社会・世間の人にすごいといわれたい、
…と、そんな理由から、その目標に向かっていないか？
こうした問いに、少しでも引っかかりそうな気がした方は、
ぜひ、時間をとってご自身の心が真に願う未来について考えてみて頂ければと思います。
私自身、
東洋思想の復権に力を尽くす、ということを大きな目標に掲げていますが、
それよりも、もっと手前の、
一人一人が生まれてきた役目に出会う、
真に心に沿う未来へ向かうための何かに取り組むことにも、
もっとしっかりと取り組んでいかねば、と、考えています。
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