藤井八冠の誕生と合わせて、ということでもなかったのですが、
先日、noteの上級編のほうで、宿命二中殺の構造について説明しました。
そう、藤井八冠は宿命二中殺の人です。
宿命二中殺ということは、
年干支と月干支が中殺されていて、
人体星図を構成する5つの十大主星のうち、4つが中殺されている方であるのですが、
その解説を書きながら、改めて、宿命二中殺という世界の壮大さに思いを致し、
中殺世界を消化するために必要なものの何たるかに感じ入りました。
年干支が中殺されている生年天中殺とか、
月干支が中殺されている生月天中殺とかであれば、
ギリギリ、普通の世界で「中殺を消化する」ということができることもあるのですが、
宿命二中殺ともなると、ちょっと普通の世界で「中殺を消化する」ということは出来難く、
それをもって、宿命二中殺でなくて良かった…と、思う生年天中殺、生月天中殺の方もおられると思うのですけれど、
改めて宿命二中殺の構造を紐解き、それを藤井八冠が実現しておられる宿命二中殺の消化の姿を見るに、
生年天中殺や生月天中殺をもって、
ギリギリ、普通の世界で「中殺を消化する」ということができる、
なんとなく普通の世界で力量を発揮した気になったりすることの怠慢というのを感じ、
ここ数日、そのことについて考えていました。
何をもって「怠慢」というのかといえば、
ギリギリ、普通の世界で「中殺を消化する」ということができた気になっているその、
生年天中殺なり、生月天中殺なりを単独で持つ人のその「消化」というのがいかにも緩慢に思えて、
それをもって「怠慢」であると感じた次第。
藤井八冠というのは、その思考の中に壮大にして堅牢な将棋の世界という構築物を築き上げておられる、
「築き上げておられる」と書きましたが、
想念の中に在るその将棋の世界というのは、高次元にして際限のない、
恐らくは凡人に理解できるカタチを為してはいない世界であるのだろうと拝察され、
本来の中殺世界というのは、そういう世界なのだとすれば、
私などが今、目の前に目の当たりにしている、
有形の世界の三次元的、せいぜい四次元的にして、カタチも限度もある世界などを起点にモノを考えるその世界観でもって、
「中殺を消化している」などと考えることは「怠慢」以外の何物でもなく。
…と、それに思い至って、
もう少し、真剣に中殺世界を生きることを考え始めました。
どのように?
…ということの答えは簡単ではありませんが、
生月天中殺を持つ私の立場でいえば、
月支に依ることなく、月干という蒼天を描く、ということに、
今少し真剣に取り組む、というか。
月支=立地・身分を守る意志などもともと微塵もありませんが、
単に立地・身分の不安定感などで中殺世界を消化するのではなく、
その不安定感に遊び活用する、
その不安定感があるからこそ可能な、
月干=夢・未来に、限りのない壮大さを認め信じ、
その夢・未来に導かることに従い行く、
不安定な夢・未来に壮大にして壮麗なカタチを構築していく、
…と、そんな感じかな、と考えています。
言葉にすると、なんとも拙い感じですが、
立場・身分に固執することなく、
未来に向けて社会的に意味のあることだけをやっていくことができれば、
それは、生月天中殺の消化の一つの在り方といえるのではないか、と考えた次第。
未来に向けて社会的に意味のあることとは、
パラダイムシフト的というか、エポックメイキング的というか、そういうことです。
「不安定な夢・未来のなかに、壮大にして壮麗なカタチを構築していく仕事」
…というものに、中殺を持つ人は取り組まなければいけないんじゃないかな。
それが、今回、藤井八冠の宿命二中殺の構造を解説するなかで私が気づいたことでした。
⭐︎2023年10月二週目のマガジンを公開しました🌕
https://note.com/kinugyokutoan/m/m8449207474f1
⭐︎noteのメンバーシップ上級編の再配信サイトのご案内※New!
再配信用のサイト (別館) を作成いたしましたので、
最初から学ばれたい方は、ご参加くださいませ。
note 再配信:https://note.com/kinugyokutoan2
※再配信は、2020年3月より、 専門科 師範科の内容から書き始めましたその内容です。
更新は、 上級編と同様、 毎日更新となります。
再配信の内容をちらっとご覧になりたい方は、
2020年上半期のマガジンにまとめておりますので、 タイトルなど参考にしてくださいませ。
(タイトルと一部内容は、 無料にてご覧いただけます)
2020年上半期のマガジン:https://note.com/kinugyokutoan/m/m3cfc18c6fb4a
⭐︎noteメンバーシップ上級者プランはこちら:https://note.com/kinugyokutoan/circle
月額5000円です🌿毎日3,000文字以上、毎月90,000文字以上更新中📖
(2023年9月現在、主に臨位以降の内容です。)
🌷注目記事🌷
9/8 強い天将星と弱い天将星の見分け方①
https://note.com/kinugyokutoan/n/ne35ce6c8b932
9/10 天中殺などの「お知らせ現象」が起こるその構造と「立ち止まるべき後天運」の過ごし方①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8faa1088ee80
9/12 人体星図に見る人間の内面の構造①
https://note.com/kinugyokutoan/n/n098b7e526087
8/31 十二大従星の構成で捉える人生のパターンと安定性、陽占気図法・陽占八門法
https://note.com/kinugyokutoan/n/n32fad9deb87b
9/2 配偶者多過の命式の場合の結婚と宿命消化の方法 ※閲覧注意
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0220087529e5
8/24 才能星の大切さと向き合い方、人体星図における「相剋」がもたらすもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/nce2dc1256161
8/28 陽占で捉える活躍世界 坐型・立型とは?才能運型詳解と「思考する」=「現実を揺るがす」精神星
https://note.com/kinugyokutoan/n/ncd45f2f3b97e
8/17 天中殺と人体星図の構造を前提とした調候守護神の使い方、人体星図に出てこない守護神の使い方
https://note.com/kinugyokutoan/n/nca327cf98a9b
8/22 陽占的アプローチで人物を捉える①陰占と陽占の印象の違い、純星・濁星の世間との関わり方の違い
https://note.com/kinugyokutoan/n/n6c7c8c03d00a
7/30 子供の運命の捉える視点① 陽占ではなく陰占、エネルギー値が大きな子供
https://note.com/kinugyokutoan/n/n50245ca9e289
8/1 子供の運命の捉える視点③ 家系のストーリー=家系を知り「自分の現在位置」を知ることの大切さ
https://note.com/kinugyokutoan/n/nadd24ef8953e
7/27 女性の適職範囲の考え方① 女性が働くうえで必要な2つのもの
https://note.com/kinugyokutoan/n/n112c033d0454
7/24 「人生の伸び」を実現するために知る陰占・陽占という鋳型の仕組みと作用①
https://note.com/kinugyokutoan/n/na20eecfe0d31
7/20 男系・女系から捉える適職範囲、男系・女系の別の見分け方、その活躍世界
https://note.com/kinugyokutoan/n/nd370654669f0
7/19 過剰に目立ちたがる質はどのように生まれるのか?そこにある違和感の理由と背景
https://note.com/kinugyokutoan/n/n0ff8fb84b5d2
7/13「本来の陰転範囲で最大陽転」が自動的に起こる事例、壮大な大運天中殺の影響の仕組み 前半
https://note.com/kinugyokutoan/n/n8cb7219d38ff
7/16 結婚相性の深い捉え方・同座婚① 結婚生活・安定感の推移を捉える
https://note.com/kinugyokutoan/n/n03216864dd4b
7/6 誤解の多い「人体星図の北方の星」の意味 後半、北方という老練な質の場所、人間のウラを見つめる
https://note.com/kinugyokutoan/n/nc8ea731f0dbe
7/8「福運・貧運」の事例⑥ 危険な命式のバランスを大きく崩す要素9つの検証の続き
https://note.com/kinugyokutoan/n/n514e2446a1f0
⭐︎各天中殺の生き方について、
知っておくべき基本的な内容の記事をまとめました🌿
重陽の日のお祝い価格、3333円です。
https://note.com/kinugyokutoan/m/mfa6bb7348d9a
最近のコメント