運命論の世界においては、
いわゆる若年運と晩年運というのがあります。
若年運というのは、文字通り、若い時期に活躍することが出来る人、
晩年運というのは、文字通り、晩年に向けて活躍することができる人ですが、
見ていると、これはだいたい40代くらいがその分岐点で、
若年運の人は、だいたい40代くらい「まで」がその活躍の時期であり、
晩年運の人は、だいたい40代くらい「から」、活躍しているように思います。
若年運と晩年運の判断の仕方はいろいろとあり、
いちばん分かり安い大運から捉えるその見方は「10月三週目のマガジン」に入っているので、
興味のある方はご覧いただきたいのですが、
私はこれについて、
あまり真剣に受け取っていなかったというか、
それほどくっきり出るものであるという認識がなかったのですが、
ふと、「若い頃のことをキラキラと語っていた方」が、
このところ、「見る影もない」とはいわないものの、
少なくとも、知り合ったころ(=40歳-αくらい)と比べると、
ずいぶん、スケールダウンしたような印象がある、何人かの方の命式を拝見していて、
それが、複数の要素において、見事に「若年運」の重なりがをお持ちであることに気づき、
その「若年運と晩年運」というのは、こんなにもくっきりと現れるのか、と驚愕した、ということがありました。
ちなみに、若年運にして40代を超えても、活躍している人というのもおられて、
そういう方と、若年運にして40代以降、生き方が矮小な方向に向かっている人の違いはいったいなんだろう?
…ということを考えているのですが、
みていると、身弱の人や、いわゆる「世の中の流れに乗りやすい人」であれば、
その40代以降の運気の衰退にもうまく応じて、その状況に合った活躍のされ方を実現しておられる一方で、
身強の人や、いわゆる「自分を強く堅持する人、流れに乗りにくい、流れを拒絶する人」の場合、
その40代以降の運気の衰退に抗い、
スケールダウンした世界で、それ以前と同じことをやろうとする傾向にあるような感じがあります。
イメージとしては、
40代以前は、大きなステージで歌っていたような人が、
40代以降は、ミカン箱に乗って歌っている感じ、といって伝わりますでしょうか。
もっとも、こうしてかくと、
衰退に抗う人が見苦しく、衰退に応じる人が立派であるような印象を与えるのですが、
「衰退に抗う」という生き方も、ときに「目立つ」という意味で目をひく存在感につながりますし、
「衰退に従う」という生き方も、ときに地味になりすぎるもので、
どちらが良いとか悪いとかいうことではありません。
いや、運命論的には、「応じる」ほうがよいとされますが、
「抗う」というのも、実に人間的で、そういう生き方によって、何か、あるいは誰かに影響を及ぼすこともあるだろいうと思います。
往年のアイドルが、齢50にしてミカン箱の上で歌っているのを見れば、
多少「あれ?」とは思うものの、それに勇気づけられる人もいますよね。
そういう滑稽さではなくても、
若年運の方は、「若い頃の活躍の名残」をうまくつかって活躍する、というほうほうであれば「活躍」することができますし。
さて、そんなふうに若年運でも晩年に向けて存在感を発揮する方法はあるのですが、
それはそれとして、それとは別に、
明確に「若年運」と「晩年運」というのはあるようなので、
もし、まだその年齢に至っていないような方、
あるいはお子様の教育などに取組まれる際などは、
この「若年運」と「晩年運」を念頭に、人生設計をされると、無駄がないというか、ストレスがないのではないかな、と思い、書いておく次第。
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