抱いた疑問を大切にする

先月のnoteのzoomMTGのときにお話したのですが、

「自分が抱いた疑問」というのは、
「自分だけに届けられたプレゼント」のようなものなので、
その疑問を大切に抱き続けて、自分で答えを見つけることが大事です。

これは、先生に質問する、誰かが書いた書籍を調べる、友達と議論する、など、
その疑問を解決するために他人の手を借りることを否定するものではありません。

ただ、「自分が抱いた疑問」というのを、
「きっと他の人も抱いているであろう疑問」として軽んじて、
素通りする、棚上げにするようなことはするべきではないですよ、というお話です。

思い浮かぶ疑問というのは、
例えば、思い浮かぶアイディアと同じくらいに貴重でありながら、
その思い浮かぶアイディアを素通りする人がいるのと同じくらい素通りされることが多いものですが、

それを「自分が取り組まなければならない疑問（またはアイディア）」として取り組むか、
そうではなく、「きっと他の人も抱いているであろう疑問（またはアイディア）」として素通りするかの違いが、

学びの深さを大きく分ける、
もっといえば、人生を大きく分けるように思います。

ずいぶん前に、
「考え」というのは、この世界を漂っていて、
その「考え」が漂っている間は、誰でもその「考え」を受け取ることができて、
その漂っている「考え」をつかみ、取り組んだ人がその「考え」を実現して「第一人者」となっていく、
…というようなことを書いたことがあります。

ゆえに、「考え」が浮かんだら、できるだけ早くその「考え」に取り組むことが大切で、
それが「チャンスの神様には前髪しかない」というあのヨーロッパのことわざの背景にある仕組みなのではないか？
…と、そのときは書いたのですが、

つまるところ、疑問にせよ、アイディアにせよ、考えにせよチャンスにせよ、
思い浮かんだらすぐに取り組むことがとても大事なのだろう、と思っています。

もちろん、「取り組む」ためのお作法というか、ルールというか、そういうものは大事で、
謙虚さとか、慎重さ、顕実さといったものをまるっきり欠くような、
「思い付きだけで突撃する」、品のない行動を推奨するものではなく、

例えば、只今noteで展開しているような「有形・現実の世界で物事を開始するためのルール」に則ることは大切で、
それなしには、霞と格闘するようなことにもなるわけですが、

とにもかくにも、心構えとしては、
自分に降ってきた疑問やアイディア、考え、チャンスを棚上げにすることなく主体的に捉えることが大事である、
ということです。

算命学的に言えば、
疑問やアイディア、考え、チャンスというのは、めぐる気（干支）の影響であるわけで、
疑問やアイディア、考え、チャンスに主体的に取り組むことは、
「宿命消化」の一つの在り方であるともいえます。

最近、多少気になる、というか感じているのが、
「疑問やアイディア、考え、チャンス」を人任せにする人が本当に多いということ。

これは、ある面では「余計な期待をしない」ために「余計な主体性を発揮しない」
…ことで自分を守ろうとする、処世術の一貫なのだということが分かってきたのですが、

そこには、見えている世界に違い、使う言葉の違いをはじめとする、大きな違いがくっきりと見えていて、
なんていうか、
同じ国にいて、同じ言語を使っていても、こうまで違うのか…と感じます。

半会などがめぐっていると、そういう「異なる世界」の人との関りができる、
その影響なのだと思うのですが、

「疑問やアイディア、考え、チャンス」を人任せにする人と、
「疑問やアイディア、考え、チャンス」に主体的に取り組む人の違いは本当に興味深く、

例えば、物事へ反応の仕方や反応の速度が大きく異なるのですが、
（「疑問やアイディア、考え、チャンス」を人任せにするひとはほとんど反応しない、動かないので）

それに気付いたのも、私の「チャンス」かもしれないので、ちょっと掘り下げてみようと思います。

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