募金や援助の難しさ

このところ、募金や援助って、難しいな、ということを考えています。

私は、募金も援助も、割と積極的にするほうだと思うのですが、
それを知って、「お願い」 されると全力で逃げ出したくなることがけっこうあって、
年に7桁くらい募金や援助をしているのですが、
それと知ったら、それをすべて総取りしようとしつこくアプローチしてくるような人は、秒でブロックすることにしています。

世の中には、災害などの 「自分ではどうしようもない」ことで困っている人のための募金や援助というのもありますが、
「自分で何とかすれば何とかなりそうなことをせずに人に頼る」ような人が募集する募金や援助というのもあって、

つくづく、イヤだな、と思うのは、後者のケースです。

なんていうか 「自力で何とかしない感じ」 がすごくイヤ、 というか。
「誰かに何とかしてもらおうとする、甘えた感じ」 が気持ち悪い、というか。

これは、 算命学、 東洋思想を勉強していることとも大いに関係していて、
何事も「苦労をしないと発展しない」、
あらゆる成功には 「金銭的苦労=現実苦が不可欠である」、
‥というのが真理なので、

結局、安易に募金や援助を求める人というのは、
ろくな人にならないだろうという確信がある、
その確信があるから、そういう「ろくな人にならないであろうその人」 から全力で逃げ出したくなるのかもしれません。

例えば、世の中には 「互助会的な活動」 で助け合うシステムがあり、
あのようなシステムというのは、
困っているときに助け合い、連帯・連携を強めることはできますが、
そこから突出した才能が出てくることは決してありません。

「自分で何とかすれば何とかなりそうなことをせずに人に頼る」ような人が募集する募金というのは、そういう 「決して突出することはない人への捨て金」 的なものになる、

モノの仕組みとはそういうモノだと分かるから、 その手の募金に嫌悪感があるのかもしれません。

世の中には 「恵まれない子供のため」 といいながら、
一般的な庶民よりも数段低い子供たちを集めて活動をしている大人の方というのがけっこういて、
そういう大人はときに行政などから表彰されたりしているのですが、

そんなふうに集められた子供たちというのは、
多くの場合、その 「お山の大将」 的な大人が評価・表彰されるための 「肥料」になっているので、それらの子供たちの中から突出した才能が現れることは決してありません。

それと似た現象として、
算命学の「先生」などでも、顔を出して自分がオモテに立って活動している人は、
お子様がいれば、そのお子様を「肥料」 にして活躍しているものですが、
お弟子さん生徒さんを「肥料」 にしている方というのもけっこうおられて、

「顔を出して活動している=自己アピールのために活動している」ような方の場合には、
そんなふうに誰かを「肥料」にしている傾向が強いように思います。

このあたりは、
「私はこんなにお弟子さんがいます!」的なアピールをする 「先生」とそのお弟子さん生徒さんの様子をご覧になれば、その意味が分かるかな?と思いますがどうでしょうか。

ちなみに、そういう 「おかしなこと」をしている人は、
だいたい日干が損なわれているというか、日干が危機にある人が多いな、と思います。

水源なく木や土に囲まれて干上りそうな壬水とか、
火源なく、癸水にせまられ消えそうな丁火とか、
真冬の厚い雲に隠れて輝けない太陽とか・・・。

誰しも「命が危ない」 となると、尋常ではない焦りからおかしなことをするものですが、
日干が損なわれる、それは陰占なので本人は自覚なく、
けれど、 「おかしなことをしている」 人をよくよく見れば、だいたい日干が危機に瀕しているように思います。

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