面白いもので、日ごろ定期的に会う友人も、同じようにこの4月から大きな仕事の変化があったようで、
このところ、 「お互い忙しいよね」と気遣いあうようなやりとりを繰り返しています。
縁のある人、というのは、たいてい不思議な符合があるもので、
その友人とは
出会った頃はお互い暇で時間を持て余していてしょっちゅう一緒に飲み歩き、
その後、 自分のテーマ(天職)に出会った頃は、お互い人生のフェーズが変化するなか刺激をもらい、
そして、最近は、お互い生活と仕事に大きな変化が起こっていて
そこにある不思議な符合に、改めて「縁」を感じている最近です。
さて、このところ、8年ぶり、いや実際には、
12年ぶりくらいの大きな変化を体験しているのですが、
この「変化」という揺さぶりのなかで、
視座が高まり、視野が広がり、
自らを客観的に捉える、ということが促されていることを感じています。
日々の生活にはまり込んでいると、
自分を客観的にとらえる視点というのはなかなか維持しにくいものですが、
その生活が崩れると、
自分のことがびっくりするくらい明瞭によく見えるようになる、というと、伝わりやすいでしょうか。
メタ認知、というワードが流行ったのは少し前ですが、
生活が大きく変化すると、強制的にメタ認知が促される…というか。
自分が何を目指しているのか?
自分が何を成し遂げようとしているのか?
自分が望むのはどういう状態か?
大きな会社という組織の中にいると、
「組織」という枠組みを離れて 「自分」を考えている人というのは驚くほど稀で、
そういう世界に埋没していると、時間の経過の中で自分の現状に疑問を抱かなくなっていくものですが、
ひとたびその「現状」 が破壊されると、
はっと目が覚める、というか。
あ、この世界は違ったんだった、と、気づく、みたいな。
そして、そういう状況においてどうアプローチするのが正しいか?
…という、その正しいアプローチは、壮年期の十二大従星に示されているのですが、
本当に、そういう事態に陥ると、
人間というのは思考が停止しながらも自動的に正しいアプローチが取れるようで、私の場合は一気に「沈黙」しています。
そして、その沈黙の中で、自分を取り巻くすべてがデジタル化されていき、
それを眺めるアナログな自分がいる感じ、といって伝わりますでしょうか。
命式の本質というのは、
「日干とそれを取り巻く要素」の縮図ですが、
それが、一気に眼前にくっきりと広がっているのが見える、というか。
定期的に、そういう視点を得ることは、
「目覚めて」 生きるうえでは大切で、
大きな変化というのは、 そんなふうに 「目覚める」という目的もあるのかも。
なぜ、今なの?
…ということを考えるに、
「害の大運」 の 「害の年」 の 「害の月」 というのは、
そういうこともあるかな、と思います。
そういえば、 天中殺年の天中殺月の天中殺日に、
ワイドショーで取り上げられるレベルのひどい出来事に遭遇したことがありますが、
そうやって、 「重なる」 時期というのは現象が強く出ますね。
現象が強く出ることの結果、 かなり破壊的な出来事が起こることもあるのですが、
「破壊」 がなければ 「再生」 はないわけで、
その意味でいえば、ありがたいものだという見方もあります。
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3/13 人体星図から捉える「縁が薄くなる」ことが暗示されている要素
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3/10 窮地を脱する・開運につながる十二大従星の「動きの鋳型」①
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