地味な要素の大切さ

算命学というのは、
分かりやすい要素と、分かりにくい要素、
派手な要素と、地味な要素があります。

学び初めのうちは、分かりやすい要素、派手な要素ばかりに目が行くのですが、
ある程度、勉強すると、分かりにくい要素、地味な要素がじわじわと味わい深く感じられるようになります。

というのも、分かりにくい要素、地味な要素というのは、
勉強しているそのときには、いまいちぴんと来ないことが多いのですが、
日頃の生活の中で、ハッと「これかー！」と気づくことがある、
そんなことが重なるうちに、「分かりにくくて地味な要素」の奥深さを理解できるようになります。

さて、そんなことを考えるなか、最近は、

その分かりにくい要素・地味な要素が腹に落ちて理解できるようになると、
「分かりやすい要素＝派手な要素」で比較的ラフに理解できていたことよりも、
備わる性質や起こる出来事の必然性というのが、ずっと堅固に、揺るぎないものである、ということが分かるようになり、
なんていうか、良くも悪くも起こる出来事の「堅固さ」にドキドキしています。

そして、結局のところ、
そういう「細かな知識」 の積み重ねが大事なんだな、
…と、作用・威力をひしひしと感じています。

例えば、今回の元子役俳優の方の事件とか、
パッと見ると、なぜこうした事態に陥ったのか？
…と疑問を感じそうなところですが、
細かい情報を拾っていくと、こういう事態になるよね、ということが見えてきます。

本来、こういう子供に芸能活動など、させてはいけなかった。

子役として大河に出ました、活躍しました…というと、
それだけで 「すごい」と思ってしまう人が大多数なのですが、
命式・後天運、そして環境を見れば、こうした事態になった理由がとてもよく分かる。

コツコツ勉強している人から見れば、
その「すごい」 の絶対値が、マイナスに転じてしまうことの必然も、
見えるのではないかと思いますがどうでしょうか。

SNS全盛のなか、
親が出しゃばり目立ちたがりであると、
それが子供に与える、そのダメージの大きさについて、 日頃よりこんこんと説いていますが、
今回の事態も、よくよく見ると、その原因が親にあったのであろうこともまた分かりますね。

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