龍高星と大人の試験

母が他界して２ヶ月半が経ちましたが、
その間、試験を５つ受けました。
いちおう、今のところ、すべて及第点をとっていますが、
まだあと３つ受けなければならず、
母が他界して落ち込む間もなく、あれもこれもと急かされながら、
（この容赦のなさに怒るべきか悩みつつ）
いつもとは異なる脳みそを使っているこの頃です。

もっとも、世の中、「資格」があると、それだけでとりあえず説明が不要になることも多く、
これはこれで、色んなことをスムーズにするという効果があるので必ずしも無駄ではないのですが、
まぁなんていうか、この「新しい体験」の中で戸惑っている最近です。

試験は受けていますが、
勉強しているのかといえば、そもそも勉強する時間がないので勉強してはおらず、
金融系の資格や語学系の試験は、日常生活の延長の知識で対応できており、

龍高星のような好奇心の星をもっていると、
好奇心に基づく知識欲の蓄積により、ある年齢を過ぎれば、案外と「勉強なし」でもなんとかなるものなのかもしれないな、と感じています。

知恵の星というのは、玉堂星と龍高星がその星ですが、
若い頃、中学、高校、大学入試くらいまでは、玉堂星を持つ人の方が良い成績をとる傾向にある一方、
大学生以降、大学院とか社会人とかになってくると、実は龍高星のほうが良い成績を取りやすい傾向にあります。

これはなぜかといえば、
玉堂星というのは「教わったことを習得する」星である一方、
龍高星というのは「自分で体験することで習得する」星であるので、
教師から教わる学校教育の間は、玉堂星のほうが良い成績につながりやすく、
若いうちというのは体験や経験が少ないので知恵が浅く良い成績につながりにくいためで、

けれど、大人になるにつれ、
玉堂星は教わったことの範疇を超えにくいので、適切な教師に恵まれなければ伸びにくく、
一方龍高星は、体験・経験が増えるのに比例して知恵が深まっていくので伸びていくことが出来やすいのです。

玉堂星は、教わった範囲に限定して網羅的に学ぶことができるので効率的に習得することができる一方で、
龍高星は、教わった範囲を超えて学ぼうとするので習得するのに時間がかかるといわれますが、
ある程度の年齢を超えれば、龍高星でも網羅することができるのだともいえます。

もっとも、日常知識の延長で取ることができる資格にそれほどの価値があるわけでもないので、あまり威張れた話でもないのですが、
龍高星＝好奇心のおかげで、ひとまず資格取得の要請に、なんとか応えることが出来て良かったな、というお話でした。

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