自由な生き様、自由な死に様

母が他界して気づいたのは、
親が既に他界している人というのが、世の中にはたくさんいる、ということです。

そして、うちの母も、かなり急な他界でしたが、
もっと急な他界を経験している方や、もっと受け入れがたい状況での他界を経験している方がたくさんいて、

さらにいえば、なんとなく「親の他界」というと、
テレビで出てくるような「病院で、余命宣告されている中でそれを見送る」という状況を想像する人が多いと思うのですが、
実際の「死」というのは、そんなステレオタイプなものではなく、
千人いれば、千通りの「死」がある、千者千様の「死に様」があるのだということに気づき、

生き様というのは、意識的に、自分で選んでステレオタイプな、人と同じような人生を歩むことができたとしても、
死に様というのは、自分でコントロールできるものでもないんだろうな、与えられたとおりの死に様になるんだろうな、…と、そんなことを考えました。

自分にとって満足な死に様というのは、人体星図の北方星に象徴される死に様であるといわれます。

司禄星が北方にある人は、
家族に囲まれて親密さの中で死ぬことに喜びを見出すものですし、
調舒星が北方にある人は、
煩わしさのない中で美しく静かに死ぬことに喜びを見出すもの。

その星を持たない人から見れば、まるで理解できないとしても、
本人は北方星に象徴される死に様に満足があるのだと分かり、実際の死に様が北方星のとおりであると気づけば、
なんとなく、救われたような気持ちにもなるもので、

親の死や身近な人の死について、落ち着かない思いを抱いている人は、
一度、その方の死に様と北方星を見比べてみると、何か気持ちを穏やかにするヒントに出会えるかもしれません。

自分らしく生きる自由が大切であるのと同様に、
自分らしく死ぬことも大切です。

自分らしく死ぬことが大事であるのと同様に、
自分らしく生きることも大事です。

そう考えると、つくづく、
テレビやらSNSやらで、たくさんの人が「イイ!」というような生き方に拘ることの意味ってないし、
そこに「ほんとの自分の喜び」がないことにも気づきます。

🪻半期統合版を整理しました🪻
一本当たり約275円です。

◎2022年度 上半期統合版 2022.4月〜22.9月公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m32a79535ef72

◎2022年度 下期統合版 2022.10月〜23.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/m479d771ac235

◎2023年度 上半期統合版 2023.4月〜9月公開分
https://note.com/kinugyokutoan/m/m7b5163e98304

◎2023年度 下期統合版 2023.10月〜24.3月公開
https://note.com/kinugyokutoan/m/mc95ede4cbb10

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