位相法に半会、三合会局というのがありますが、
これは、
四正(各季節の最も盛んなところにある十二支、子・卯・午・酉)を中心に正三角形で結ばれる地支が引かれ合って成立するものです。
2つそろうと半会、3つそろうと三合会局といいます。
☆三合会局の組み合わせ
申子辰 = 水の三合会局
卯亥未 = 木の三合会局
寅午戌 = 火の三合会局
巳酉丑 = 金の三合会局
十二支を円に並べて正三角形を書いていくと分かるのですが、
3つの地支はそれぞれ季節も五行も異なります。
しかし、正三角形のフォーメーションが成立すると、地支の下に隠れている蔵干が四正の五行に引っ張られて顕現し、その三角形で結ばれる地支は各一つある四正の地支と同じ五行に変化します。
例えば、
卯は春の四正ですが、それを中心に構成される三角形は卯と亥と未。
卯は木性、
亥は水性ですが、蔵干に甲(木性)があり卯と出会うことで甲が表に出ます。
未は土性ですが、蔵干に乙(木性)があり卯と出会うことで乙が表に出てきます。
半会、三合会曲は異次元融合と言われますが、こうして季節が異なる地支同士が一つになって同化することによります。
これを現実の現象に例えれば、
住む世界や価値観の違う者同士が知り合って仲良くなるとか、
全然違う組織が大きく広がって関係が構築されるようなことになります。
命式に半会・三合会局があれば、そうした別世界との関係をつくったり仲間を広げていく天性の資質を持ち、
後天運で半会・三合会局が成立すれば、その時期は世界が大きく広がったり、普段は関わらないような人たちとの関わりができたりします。
半会だとふんわりゆるやかに広がる感じ、
三合会局になるとガツンと広がった先に確固とした足場ができて安定する感じです。
なお、大きく広がるのはなんとなく良さそうに聞こえますが、
普段は出会えないようなすごい人に出会うこともあれば、
普段は遭遇することのない酷い人に出会うこともあります。
また、この半会、三合会局が後天運で3つ以上重なると(日干支、月干支、年干支、大運の4つあるうちの3つ以上重なると)、広がりすぎて空中分解を起こすといわれ、
良いふうに出れば海外に向かって永住するなどということもありますし、
悪く出れば別世界にいってしまう(他界)ということもあり、
また、精神における別世界(ノイローゼなど)にいってしまうこともありますので、注意が必要です。
こうした三合会局や半会が重なる時期は、散法(対冲や刑など)があると救われます。
つまるところ、行き過ぎるのはよろしくなく、中庸を心がけることが肝要であり、
もし三合会局や半会が重なる時期が来る場合は、なるべく身を慎みおとなしくしておくのが良いかもしれません。
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