水性の多い人とmanupulateと『グッドワイフ』のイーライ

先日、水性が多い人について書きましたが、
それについて、「例えばどんな人?」と聞かれて考えたのですが、
例えば、海外ドラマ『グッドワイフ』に出てくるイーライみたいな人です。
(分かる人にしかわからない例えですみません)

あの時に取り上げた水性の特徴は、人を上手に(ときに秘密裏に腹黒く)manipulate(巧みに操る)する点です。
あまり教科書などで描かれることの少ない性質ですが、
例えば水性天干一気格などがあったりすると、
会社の方針や上司の意向を上手に拡大解釈して、自分の都合の良いように人を動かそうとする傾向が明確に出たりします。
身近にいる場合はとても迷惑な話ですが、もっと広い視野に立てば、組織の運営上、功を奏しているケースもあり、必ずしもダメなわけではありません。

海外ドラマ『グッドワイフ』の中で、アリシアはけっこう頻繁にイーライに対して「manipulateしないで!」と言っています。
イーライは知略派でさまざまな作戦を成功させるために人をコマのように上手に使うわけですが、
それによって大きなゴールを達成できるという役割を果たしています。

情報を巧みに演出したり解釈を変えたりして人を自分の意図通りに動かそうとすることをいう単語が「manipulate」です。
水性の多い人は、このmanupulateを仕事でもプライベートでもよく使う傾向にある気がします。

なお、なぜ水性が秘匿の星なのか?
という質問があったので補足すると、
知的水準の高い人は水性が多い傾向にありますが、
火性の伝達・表現の星がない場合、その知性は人には伝わらず、
本人も人に伝えることなく考えを深め、それに基づいて行動します。
結果として、
周りから見ると、
「陰でこそこそ考えて人を出し抜く」とか、
「意図を明確にすることなく行動する」というように見えるため、
多くの場合、
「よく分からないけど何か考えている腹黒い人」
という印象を与えがちです。

水性の多い人にしてみれば、
実際には大した意図がなかったり、
むしろ善意の行動であったりもするのですが、
その本意が示されないために誤解されてしまうという面もありそこは難しいところ。

一方でそれに対峙する周りの人の処世術としては、
「何か隠していることがあるかも?」
と考えて対処しなければ、思わぬ事態に直面することもあるため、心の準備をしておくほうが良いでしょう、ということで、「秘匿の星」としました。

Photo by 五玄土 ORIENTO on Unsplash

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