運命の稼働は、世の中に対する理念・信念が確立したときから始まるといわれます。
自分が世界をどう捉えるのか?
自分が世界でどう在りあいのか?
このあたり、「新月の願い事」などでチャラっと書くような理念・信念では、大きく稼働しないようです。
何かを教えるなら、最低10年、学んだこと。
何かを売るなら、最低10年、作り続けてきたもの。
その10年もスタートのスタートであり、そこで学びや技の向上を止めてしまえば稼働しなくなるそうです。
単にお金儲け、ならできます。
でも、そこに満足や自分が満足する社会的評価はついてこない。
なるほど、と思いつつ、
10年は天の気の単位、
人間が何かを獲得するなら地の気である12年の単位が必要なのかもしれないな、とふと思いました。
木火土金水×陰陽の空間の経験を経るのに10年、
十二支の時間の流れの経験を経るのに12年。
月の引力、惑星の引力が定期的に地球に影響を及ぼすように、
空間の気と時間の気も押したり引いたり働きかけたり働きかけられたり、成長したり退化したり、しています。
それを一巡して、経験してみて覚悟が決まる。
東洋思想において、人間は3歳から人間になると言われますが(それまでは前世の影響を受けているそうです、七五三の3歳はそれによる)、
論語にいう「十五にして学を志す」は3歳に人間になって十二支を経た年齢。
そこで一つの覚悟をする、ということなのかもしれません。
それにしても、論語はかなり的を射ている気がします。
吾れ十有五にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳従う。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。
確かに惑わなくなりました。
50歳になったら、天命を知ることが出来るのかな。
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